百五時間目 ページ8
そう言ってカルマとAが姿を現した。
カルマは、今回のテストで2位。それに続いてAは3位だった。
「まあどうせうちの担任は１位じゃないから駄目ですねとかぬかすんだろうけど」
「まぁ、殺せんせーの優しさのひとつだよ。
調子に乗らないためでしょ。」
Aがのんびりとした口調で言う。
「気付いてないの？今回本気でやったの俺だけだよ。他の皆はお前らのために手加減してた。お前らも毎回負けてちゃ立場がないだろうからって。
でも次は皆も容赦しない。行こうぜ」
「なに暗い顔してんだよ。あいつらの髪型にくらべたら俺達の方がマシだろ？」
「何の話だよ。」
Aがケラケラと笑い、カルマの隣へと行く。
渚達はそんなふたりの背中に一種の尊敬の気持ちが芽生えた。
「ご迷惑をかけて、すみませんでした。烏間先生。」
次の日、クラス全員で職員室へと行った。
「これも仕事だ。気にしなくていい。君たちはどうだ？今回の事から何か学べたか？」
「自分のお金や成績の為じゃない。
身に付けた力は他人の為にも使えるんだって思い出しました」
「もう下手な使い方しないっす...！」
「気をつけるよ、いろいろと。」
クラスも、先生も暖かい空気に見舞われた。
「失敗も挫折も成長の源。勉強も暗殺も まだまだこれから励めばよいのです。
さて…フランスの直売所でこっそり買ったフォアグラをバーベでキュー！」
そんな中、殺せんせーがBBQを始めようとしていた。そこに、中村が上から落下する。
ガシャンッ...
「すっげ〜。あの高さから落下しても痛くない」
さらに狙撃も追加される。
「な、なんですか一体！息付く暇もない！」
「国から支給された新しい装備だ。
手の内をさらすのはやめておけと言ったんだがな。彼らがお前に見せたかったそうだ」
そう言うE組の服装は、いつものジャージてはなかった。
「約束するよ、殺せんせー。私たちのこの力は誰かを守る目的以外で使わないって」
「満点の答えです。」
こうして、この日は幕を閉じた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 580人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いちごみるきー - 新しい方でもう投稿していらっしゃるのでしょうか？続きが見たくてたまりません！もう夢小説辞めてしまわれたのでしょうか…？ (12月5日 11時) (
レス) id: 47a1809408 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるきー - 新しいアカウント教えてください！ (12月5日 11時) (レス) id: 47a1809408 (このIDを非表示/違反報告)
ダリルlove(プロフ) - 新しいアカウント見つからないです😭😭😭😭😭😭😭😭 (10月9日 0時) (レス) id: 00fefcfdd0 (このIDを非表示/違反報告)
?ヤミくん?(プロフ) - 新しいアカウントが見つからないです (10月1日 21時) (レス) id: 0ccc00a1f7 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 新しいアカウントが見つけられないので教えて欲しいです、よろしくお願いします！ (2022年9月29日 5時) (レス) @page26 id: 54b4a91c0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：manimani | 作者ホームページ：http://sazanami
作成日時：2018年3月30日 19時
