百十四時間目 ページ17
｢顔の皮は剥いで捨てたよ。
変装のスキルを究める上で邪魔でしかない。
さぁ、お前を殺して顔の皮を頂こうか...！！｣
そう言うと、死神が烏間へと迫る。
｢そうはさせないんだなぁ｣
だが、勢いのある死神の体は
再び水面へと近付いていた。
｢おい、出てくるタイミング考えろ｣
大きな水音とともに、死神は前から転ぶ。
｢名付けて必殺水とキス！！どうだキスの味は！
初恋の味がするだろ｣
｢最悪な初恋だな。それとお前のネーミングセンスはなかなか笑えんな｣
｢冗談通じないやつ。惟臣ツッコミ点減点な｣
｢勝手に減点するな｣
｢加点して欲しいならもっとキレのあるツッコミしろよな｣
次の瞬間、死神がAへ拳を突き出す。
｢あっぶな！｣
｢どこへ行ったのかと思えば...君も待機していたとはね。｣
｢イリーナ先生達は気になるけど、お前に簡単について行くと思ったか？｣
｢その可能性もあると考えたけど、君はどうやら
そこの烏間惟臣を選んだみたいだね。｣
｢それはどうだかな。俺はイリーナ先生に秘密兵器渡してきたぞ？｣
｢先程の作戦は君が考えたのか。それと君、妙に花の香りすると思ったら...彼女に僕が渡したゼラニウムを受け取らせたね？｣
｢あははっ。正解！今頃好き嫌いのおまじないに使われてる頃だろうな。｣
｢いいさ。いくつだって君に送るよ。...だけど、
僕が君にあげたものは意味があってのものだ。
彼女にはふさわしくない。僕にふさわしいのは君だけだ。A｣
Aの顔から笑顔が消え、ゴミを見るような目へと変わる。
｢勝手に呼びすてにすんな。ふさわしいとかなんとか訳わかんないけど、友達危険にさらされてお前の手をとると思ったら大間違いだ。｣
｢諦めるのはまだ早いはず...力づくで奪ってみせる。｣
｢やってみろよ。｣
Aは、鼻で笑うと体を伸ばす。
｢惟臣。狙いはあいつ！俺達の力見せてやろうぜ！｣
しかし、烏間は返事もせずに死神へと向かっていき
蹴りを繰り返す。
｢ふんっ！｣
｢ちっ...｣
2人が激闘を繰り返すさなか、Aはあっけに取られていた。
｢なんだよ惟臣！1人で突っ走っちゃってさ！
俺あんなにカッコつけたのに決まってねぇじゃん！｣
烏間は1度だけ目線をAへ送り、視線を逸らす。
何かの合図のようだ。
｢なんでだよ...惟臣...その合図...｣
烏間は理解したかと言う顔で腕を突き出す。
｢全くわからん！！！｣
｢小学生からやり直せ！！｣
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いちごみるきー - 新しい方でもう投稿していらっしゃるのでしょうか？続きが見たくてたまりません！もう夢小説辞めてしまわれたのでしょうか…？ (12月5日 11時) (
レス) id: 47a1809408 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるきー - 新しいアカウント教えてください！ (12月5日 11時) (レス) id: 47a1809408 (このIDを非表示/違反報告)
ダリルlove(プロフ) - 新しいアカウント見つからないです😭😭😭😭😭😭😭😭 (10月9日 0時) (レス) id: 00fefcfdd0 (このIDを非表示/違反報告)
?ヤミくん?(プロフ) - 新しいアカウントが見つからないです (10月1日 21時) (レス) id: 0ccc00a1f7 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 新しいアカウントが見つけられないので教えて欲しいです、よろしくお願いします！ (2022年9月29日 5時) (レス) @page26 id: 54b4a91c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：manimani | 作者ホームページ：http://sazanami
作成日時：2018年3月30日 19時
