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水曜日3 ページ27

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you side


『めちゃめちゃ美味しかったぁ』

「気に入ってもらえたなら良かったよ」


モトキくんに連れてきてもらったお店は、イタリアンのお店。雰囲気も隠れ家みたいで、あまり広くない店内だったが圧迫感などはなくて。すごく落ち着くお店だった。


「お酒も飲んでよかったのに」

『運転してもらってるのに、私だけ飲むのは申し訳なさすぎるよ。明日、お仕事だし』

「じゃあ、今度は車おいてくるから。週末に飲みに行こうよ」

『ん、行きたい』


どうぞ、ってまた車の扉を開けてくれたモトキくん。ありがとうと伝えて、車に乗り込んだ。少ししてモトキくんも運転席に。


「あのさ、もうちょっとだけ時間いい?」

『大丈夫だよ』

「行きたい所あって、すぐそこなんだけどね」


すぐそこ、その言葉通りに車が動き出してすぐにその、モトキくんが行きたいところに着いたようだった。


『…お台場公園?』

「正解」


 

 


 

 



 



 

 

 

 

 

 

『っわー…きれい』


駐車場から降りて、公園を抜けるとひらけた砂浜に出た。そこの景色は東京の夜景が広がっていて、海にはその夜景がキラキラと反射していて、きれい そのもので。


「うわーほんとだ、めちゃめちゃ綺麗。1回来てみたかったんだよね」



平日の遅めのこの時間だからか、あまり人の姿もない。


『夜景っていいよね、なんか。すごい好き』

「わかる、俺も好き。…それに、好きな人と見れてるからすごい幸せ」

『〜っ、もう』

「…手、繋いでもいい?」

『へ…』

「へってwww…もう少し、歩きたいし」


良かったら、って差し出されたモトキくんの左手。何回でも言おう、ほんとにずるい人だ。良くない、わけがない。

差し出された手をそっと握る。自分より大きくてゴツゴツした手、ぎゅっと握り返されて心臓のドキドキが早くなる。

人と手を繋ぐって、こんなに、ドキドキすることだったんだなぁ。




 


 







 




 





 









 






好きな子と、手を繋いで歩くって、こんなにドキドキするものだっけ?

自分よりも小さくて柔らかい手を握りながらそんな事を思う。ちらっと隣を歩くリンちゃんを見る、ちょっとは意識してくれてるだろうか。

歩幅も小さめなリンちゃんに合わせて少しゆっくりと歩き始めた。



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レモン - とても面白いです!私、モトキ君推しなので楽しめています。これからも体調に気をつけて頑張ってください! (2020年4月5日 16時) (レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 善処さん» 更新遅くなってしまって申し訳ないです……!そう言っていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます、更新がんばります! (2020年2月18日 12時) (レス) id: 828ff03d5d (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - 何度もスミマセン。kikiさんの書かれるモトキさんの雰囲気が柔らかくて凄くときめきました…kikiさんのペースで大丈夫ですので、続き楽しみにしてます。 (2019年12月20日 17時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 善処さん» 善処様。嬉しいコメントありがとうございます…!嬉しいです、更新頑張れます。 (2019年12月12日 21時) (レス) id: 63f36c01d5 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりん様。ありがとうございます…!のろのろ更新ですが、これからも更新頑張ります! (2019年12月12日 21時) (レス) id: 63f36c01d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiki | 作成日時:2019年9月19日 23時

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