火曜日１ ページ23
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you side
「リンさん、これ、今日中にお願い」
『あ、はいわかりました』
「リンさんにお願いするとミスも少なくて仕事も早いからほんとに助かる、よろしくね」
そう言われたお昼前、上司からまた大量な資料を渡される。んー…今日もちょっとだけ、残業コースかなぁ…これは。
ここ一年、前よりも上司から仕事を任されることが増えてきた。頑張ろ、期待されてるってことだ。
リンちゃんに早く会いたいから頑張る
ふとモトキくんの顔が思い浮かんだ。
なんでここで、モトキくんの顔が浮かんでくるの、かな。
昨日、早く会いたいから頑張る そう言われた時、私も会いたい なんて思ってしまった。昨日も一人の時間が少しだけ、寂しくて。
まさか、まさか…ね。
そんな自分の気持ちを紛らわせるように手を動かした。
この日も結局少しだけ残業して、会社を出た。
最寄りの駅に着いたタイミングで、携帯の着信を知らせる音楽が鳴った。 画面には ‘ モトキくん ’ の文字。
『はっ、はい…もしもし』
「ふふ、モトキです。急にごめんね」
一日聞かなかった、その優しい声に少しだけドキッとして。頬が緩んで、心が踊る。
『んーん、全然、大丈夫だけど…どうしたの？』
「…声、聞きたくなっちゃって」
『ふぇっ、』
予想外の答えに変な声が出た。
「ふえってｗｗｗ…今、外？」
そんな声に電話越しにクスクスと笑うモトキくん、…恥ずかしい。
『あ、うん、もうすぐ家に着くーってところ』
「今日も残業、だよね？おつかれさま」
『ん、ありがとう。モトキくんは？今日撮影は？』
「今からなんだ〜もうマサイの家にいてンダホ待ち」
『そっかそっか、今からか』
「うん、ちょっとだけ時間できたからかけちゃった」
話をしていたらあっという間に家についた。鍵を開けて、部屋に入って、荷物を下ろしてベッドに寝転んだ。
「お家着いた？」
『うん、無事に着きました』
「良かった、おかえりなさい」
『ただいま』
「あと、明日なんだけど…終わったら迎えに行くから、連絡だけお願い」
『迎え来てくれるの？』
「当たり前でしょ、早く会いたいしね」
サラッとそう言ったモトキくん、そんな言葉に、自分でも顔に熱が集まるのがわかって。
『ばか』
思わず、そんな言葉が出てしまった。
「かわいいんだから」
モトキくんは、またクスクスと笑っていた。
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レモン - とても面白いです！私、モトキ君推しなので楽しめています。これからも体調に気をつけて頑張ってください！ (2020年4月5日 16時) (
レス) id: bbd6f120f3 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 善処さん» 更新遅くなってしまって申し訳ないです……！そう言っていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます、更新がんばります！ (2020年2月18日 12時) (レス) id: 828ff03d5d (このIDを非表示/違反報告)
善処(プロフ) - 何度もスミマセン。kikiさんの書かれるモトキさんの雰囲気が柔らかくて凄くときめきました…kikiさんのペースで大丈夫ですので、続き楽しみにしてます。 (2019年12月20日 17時) (レス) id: 977f9d8c0c (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - 善処さん» 善処様。嬉しいコメントありがとうございます…！嬉しいです、更新頑張れます。 (2019年12月12日 21時) (レス) id: 63f36c01d5 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ゆりりんさん» ゆりりん様。ありがとうございます…！のろのろ更新ですが、これからも更新頑張ります！ (2019年12月12日 21時) (レス) id: 63f36c01d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki | 作成日時：2019年9月19日 23時
