君に黒薔薇をver.現代 ページ26
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あれから数週間後とある小屋の中に入ってみた
いつも気になってた小屋だけど何故か皆に入っちゃダメって言われてたから入れなかった
だから今日はこっそり入っちゃった
色々中を見渡してみるととあるものが目に入った
「ブレスレット?わぁ…綺麗だな、けど何処かで見た事あるんだよなぁ。少しぐらい付けてみてもいいよね」
そう思い腕に付けると同時に体の力が抜けていった
(え…意識が…とおの、い……てく…)
そして目覚めた時に視界に入ったのは白い天井だった
すると今までの記憶が全て流れ込んできた
(今までの事はきっと夢だよね……けどどうして病院なんかにいるのかな)
その時誰かが私病室に入ってきた
「あッ…目覚めた、の、、?ゆ、めじゃない…?なんでッずっと眠ってたんだよぉ…!お姉ちゃんがどんだけ心配したとッ思ってんだぁ…!」
「ごめんなさいお姉ちゃん…」
その後私達は気が済むまで泣きあっていた
お姉ちゃんが言うには家の近くの川で気を失って倒れてたらしく2ヶ月間ずっと眠ってたらしい
「とにかく!目が覚めてよかった…あんた人気者ね、色んな子がお見舞いに来てくれたのよ、ほら花だっていっぱい」
「本当だ、今度あったらお礼言わないとね」
そう言い視線を花の方にうつした時私は絶句した
ガーベラやライラックなどの花の中に一輪の黒薔薇があったから
彼奴らが置いたなんてことはありえないし出来るわけない
もしかしたらたまたま誰かが珍しいからっておいて言っただけかもしれない…
けど私には"逃がさない"と言ってるようにしか思えなかった
それから数年後私は今では高校生だ
「そういえば学校合併するの今日だねー」
「たしかに〜中高一貫校同士が合併だなんて珍しいよね」
「まあうちの学校人数少ないし?」
「そうだねーあっそういや今日合併する学校の一部の生徒がうちの学校に来るらしいけど皆イケメンらしいよ!」
「イケメンって…流石面食いだわ」
「面食いで何が悪い!ってほら!ちょうどあそこにいる!」
そう親友に言われ指さされて方をみると彼等にそっくりな人達がいた
え、なんで?彼等がここにいるはずないのに…
彼等だと決まったわけじゃない
というかその可能性の方が低い
なのに私の勘があれは彼等だと言っているのだ…
あぁ…これは
地獄の学校生活の始まりだった
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作者名:ぽんちふるーつ | 作成日時:2022年1月13日 2時