君に黒薔薇をver.忍術学園 ページ25
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__お願い…帰ってきて……皆待ってるよ……__
「え…おね、えちゃん………?…あ"ぁ"ッ!ぃ、だぃ…頭がッ!」
すると今まで失っていた記憶が全て頭に流れ込んできた
そして思い出した
お姉ちゃんがいたこと
自分の居場所はここでは無いこと
彼等の行動は異常であるということ
早く帰らないと、ブレスレットを見つけないと
そう思い立ち上がった時ふと視界に一輪の黒薔薇が入ってきた
確かあれは忍たまに貰ったものだ
たまたま黒薔薇を見つけたと珍しいものだから私にあげたいと言われた
忍たま達からプレゼントとして貰ったものだった
その時私はある日花屋であるお姉ちゃんに言われた言葉を思い出した
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薔薇ってね本数や色によって花言葉って違うんだよ
例えばね赤は"愛情"
白は"深い尊敬"
黄色は"友情"
青は"奇跡"
素敵なものばっかりでしょー?
けどね黒は少し怖いんだ
"あくまで貴方は私のモノ"って
って意味だからね
ヤンデレみたいだよね〜
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私はゾッとした
「に、逃げなきゃ…」
そう思い部屋を出ようと振り返ると
「あー記憶戻ったみたいだな」
「あまり殴ったりはしたくないのに」
「そういえば殴っても記憶なくならないこともあるみたいだぞ」
「それはゲームみたいで面白いな!」
「悪いな我慢してくれ」
そう言われ私は殴られた
意識が薄らんでいく中彼女は
目が覚めた時記憶が残っているといいな
そして記憶が無いふりをしてたらきっと帰る方法をこっそり探せる…
あぁ…彼らは忍たまだ…演技なんて簡単にバレちゃうかな?
どっちにしろ逃げれなさそうだな…
そんな事を思いながら完全に意識を落とした
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作者名:ぽんちふるーつ | 作成日時:2022年1月13日 2時