憎い…？憎くない…？ ページ19
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あの後俺は冷たくなってしまった姉さんをずっと抱き締めていた
雨が降ってきてしまったが気にしなかった
お腹は何故かすかなかった
喉が渇いたけど姉さんを離したくなかった
いっその事このまま餓死してしまおうかと思っていた時
一人の男の人が通りかかり俺を助けた
その男の名は"山田伝蔵"
そして俺は彼の家に住むことになった
最初は拒否したけど色々と言いくるめられ姉さんを二人で埋葬したあと連れていってもらった
そして彼の家族にも会い
急に来た俺を嫌がったりせず歓迎してくれた
その後彼等も吸血鬼だと言うことを知った
まあ当たり前だろう人間だということ自体珍しいのだから
そのせいできっと母上や父上、姉が死んでしまったのだろう
そして俺は今では忍術学園の五年生だ
あの後伝蔵さんに言われ忍術学園に入ったのだ
また彼等が吸血鬼だと知った時は何度も出ていこうと試みた
けど毎回失敗した
まぁ四年一緒にいれば彼等対して嫌悪感をいだななくなったから今では彼等が大好きだ
ほかの吸血鬼達は無理だが
だから同じ五年生ともあまり一緒にいることは無い
忍術学園でも必要最低限のことしか他の人とは関わらない
先生も伝蔵さん以外とはあまり話さない
一応生物委員会に所属しているが他の人が活動している時は委員会に出ず誰もいない時だけ委員会活動している
「…何か用？俺とお前話したことないよね。同じ五年だから話しかけた？それだけなら話しかけないでくれ」
「委員会に出て欲しいって？ちゃんと生き物の世話はしてるけど？そういうことじゃないってどういう事だ」
「あ、宿題ですか？先生ありがとうございます。では俺は失礼します」
「六年生との組手か…伝蔵さんに言って今回も休ませてもらおう」
「勘違いをするな。利吉さんが授業をしてくれると言っていたから来ただけだ、仲良くするつもりは無い」
「はぁ…今回だけだ、ほら血を舐めろ。吸血鬼は血を飲んだ方が治癒力が上がるんだろ。そんな怪我されたらこっちが迷惑だ。二度とこんなことしないからな」
「今日は教えてやるけどもう俺に話しかけてくるなよ。一年坊主共」
けどもしかしたら意外と優しいのかもしれない
__憎い…？憎くない…？__
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最近長すぎてもうPrologじゃないよね！ごめんなさい！
見てくれてる人いないと思うけど受験生なので更新速度遅くなるか受験終わるまで戻ってきません！ごめんなさい！
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作者名：ぽんちふるーつ | 作成日時：2022年1月13日 2時
