振り向いてエクレール(綾) ページ40
☆そう。見取り図さんのカスカップルの綾ちゃんです。
☆なんとなく百合っぽい。お気をつけください。
「うわ、また来たわ…ほんと毎回毎回…平日の昼間に……」
久しぶりに平日の昼間にシフトが入ってて
暇なこともあり楽しく喋っていると
バイト仲間が、珍しく苦虫を噛み潰したような顔をしながら
今入ってきたふたり組の男女をジッと睨みつけていた。
そんな顔してたら綺麗な顔が台無しやなぁ。
まあ、元々顔立ちが綺麗だから
美人が睨むと怖く見えてしまうのもあり
もうほんと５割増しで怖く見える。
『なに？そんな怖い顔して。どしたん』
「Aは、最近実習で休んでたから知らんもんなぁ。あの ふたり組！見て」
お客さんに聞こえないようにコソコソ隠れながら見たふたり組は
赤いジャージでくすんだ金髪、眼帯を付けた美人の女性と
黒いジャージでキャップを被ってサングラスを掛けた、ガラの悪そうな男性。
男性は、高級ブランドの偽物みたいな鞄を席に放り投げてから乱雑に座った。
なにか喋ってるように見えたけど、男性が一方的に喋るだけで
女性の方は聞いてるのかいないのか、無言でスマホを弄っていた。
「ここ最近、毎日来るカスカップルね。ごめんやけどA、カスカップルに水渡してきてくれへん？」
『いや、カスカップルって……』
酷い言いように苦笑いしながら、水を入れたコップをトレイに乗せて持っていく。
『いらっしゃいませ、お冷でございます。注文が決まりましたら、そちらの…』
「おー、ねぇちゃん。ありがとう。…ん？見ーへん顔やなぁ。」
男性が煙草をふかしながら私を見る。
サングラスの奥の瞳と視線が混じりあって、失礼の無い程度に目を逸らした。
すると、金髪の女性が男性に耳打ちしたかと思うと、長い髪で顔を隠した。
「おお、！綾 知っとんのか！綾、おねぇちゃんの事好きみたいやわァ。仲良うしたってな！」
『エッ？！アッ、ハイ…！こちらこそ？』
綾、さんという女性の方はどうやら私の事を知っているらしいけど
こんなに特徴のある人なのに私には全く見覚えが無くて。
でも、知ってるとしたら
この店しかないだろうと思いながら
必死で記憶を遡るけど
ここ2週間のしんどい実習の事で
それ以降の記憶が今は消えているらしい。
潔く思い出すのを辞めた私は、注文を聞いて厨房に戻った。
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けーぷ☆(プロフ) - ますみさん» いえいえ！具体的なシチュエーションありがたいです！お優しいお言葉ありがとうございます…！ではお待ちください！ (2021年5月16日 13時) (
レス) id: c0324e9875 (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - けーぷ☆さん» いえいえ！細か過ぎちゃったかなぁと思ってましたがそう言って頂きありがとうございます。いつでも待ってますんでけーぷさんのペースで！宜しくお願いします！ (2021年5月16日 12時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
けーぷ☆(プロフ) - ますみさん» らしさ出てましたか、良かったです！リクエスト水田さんですね。かしこまりました。細かくありがとうございます！またお待ちして頂くことになります、よろしくお願いします。 (2021年5月16日 12時) (レス) id: c0324e9875 (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - リクエストなんですけど和牛さん水田さんでお願いします。シチュエーションとしては主人公も芸人さんでいつも水田さんに頼ってる感じでだけど水田さんがモテて自分に自信が無くなって避けるようになってしまって怒られてみたいな感じの話が見たいです。お願いします。 (2021年5月16日 8時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
ますみ(プロフ) - リクエスト書いて頂きありがとうございました。凄い良かったです。河井さんらしさとか凄く出ていましたし主人公の感じも良かったです。 (2021年5月16日 7時) (レス) id: cc9c552fc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けーぷ☆ | 作成日時：2019年12月11日 1時
