つづき ページ33
キィィ…と年季の入った扉は音を立てる。
パイプ椅子に腰をかけて机に足を放るように座る野村くんは
私の顔を見て一瞬驚いたような表情を見せてから足を下ろした。
『ごめんね、急に入って。あれ？今日は1人？』
「そう、1人。何？Aの事やからちゃんとした話あんねんやろ」
まあ、とりあえず座りや と座布団を畳に置かれて、靴を脱いで座ることにした。
落研らしく畳と座布団があり、隅の方にパイプ椅子と机が窮屈そうに置かれていた。
掃除をしていないのか、少し埃っぽい部屋には陽の光が映し出されており 和室ということも相俟ってかなぜか、とても綺麗に見えた。
『あ、うん。実は、新聞部で落研の部長である野村くんを取材することになって…お話いいかな』
「別にええけど。新聞部もネタ無うなってきたんか？こんな部活にも満たさへんやつ紹介してもしゃーないやろうに」
それは私もちょっと思ったけど……
『でも、私 落研興味あったからこの機会に知れるかなって思ったら楽しみなんだよね。特にクラスでは見えない部長の表情もちゃんと激写するから、安心してね』
「そうか、それなら同じクラスのよしみやし快く引き受けたろ。何から聞きたいんや？」
『ほんと？ありがとう！じゃあね、まずは……』
結局、野村くんの喋りの上手さや
少し短めの落語も披露してもらったりして満足
そして大収穫のまま取材は無事終わった。
部長としての野村くんは、生き生きとしていて、クラスで見るのも、友達に見せるのでもまた違った表情を見せてくれて 少し優越感に浸れた。
私しか知らないかもしれない表情を見れて嬉しく思ってしまったのなんて……なんだろうこれ。
『今日は本当にありがとう！落語も聴けたりしてすっごい嬉しかった！』
「こちらこそありがとう聴いてくれて。…なぁ、」
『ん？』
「Aさえ良かったらさ、また聴きに来てくれへん？」
「もちろん！」
去り際、野村くんの表情は、夕陽に照らされたせいか、赤く見えた。
神様がまばたきする間にキスをしよう(爆ノ介)→←この感情の名前は…(令和喜多みな実/野村)*
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けーぷ☆(プロフ) - 先輩さん» お返事遅くなってすみません！全然馴れ馴れしい感じになってませんよ〜大丈夫です^^ そして、リクエスト更新させていただきました……お待たせしました！ (2019年12月2日 0時) (
レス) id: c0324e9875 (このIDを非表示/違反報告)
先輩(プロフ) - けーぷ☆さん» ありがとうございます！すみません、はじめまして ですね、打ててないの今気づきました、、馴れ馴れしい感じになってしまいました、、 (2019年8月20日 23時) (レス) id: 1d419c3f7b (このIDを非表示/違反報告)
けーぷ☆(プロフ) - 先輩さん» はじめまして。リクエストありがとうございます！了解しました。少しお待ち下さい。 (2019年8月20日 22時) (レス) id: c0324e9875 (このIDを非表示/違反報告)
先輩(プロフ) - はじめま！リクエストで、野村さんで、めちゃくちゃに甘やかして欲しいです！！よろしければお願いします！ (2019年8月16日 21時) (レス) id: 1d419c3f7b (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - すみません。また思いついたらリクエストしますね！ (2019年5月22日 6時) (レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けーぷ☆ | 作成日時：2018年8月26日 23時
