キミと笑い合う日常を[芸人] ２

つづき ページ3

数時間後、皆さんが買ってきてくれたのど飴を舐めまくった。



数種類ののど飴を試したのは初めてだった。



蜂蜜やらハッカやら色んなものを試した。



もう、何年かはのど飴舐めたくないほどには舐めた。



でも、全く戻らなくて。


どうしようかと、諦めそうになってふと ため息をついた。



『はぁー、これは、もう戻らないですね…ん？』



川｢もう1回ぶつかってみよーや…え？｣



自分の声から聞き慣れた声が聞こえてきたのを感じたのは川西さんも一緒だった。




そのまま、弾かれたように2人で顔を見合わせていると、｢戻ってるー！！｣と秋山さんの声で自覚した。




戻った…！！！



声が！



『よかったー！！！戻りましたよ！！！』



川｢このままずっとAちゃんの声やと思ったわ！戻ったで！｣




2人で抱き合って喜んでいると




良かったなぁって自分の事のように喜んでくれる皆さん。




7人で輪になって喜んでいると




ごちん！と鈍い音が聞こえた。





秋山さんと河井さんが頭を抱えていた。




まさか…と嫌な予感がして声をかけると、




河｢いったぁ！！！｣




秋｢いった…大丈夫かゆずる…え｣




河井さんの声が秋山さんで




秋山さんの声が河井さんで。





なんか見たことある感じになっていて




青ざめる2人に





私たちは黙ってのど飴を差し出すことしか出来なかった。

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