彼なりの愛し方(ミキ/亜生) ページ8
先輩に誘われて出番終わりに誘われた飲み会にいた。
もうほろ酔いしてる康平さんに肩を抱かれながら何かと漫才のことについて熱弁されている。
康平さんは普段はとっても良くしてくれる先輩なんだけど、
スイッチが入ると途端にめんどくさくなるので、
どうにかして抜け出そうと、周りを見渡しても
皆楽しそうにお話しながら呑んでいて、助けてくれそうになかった。
困ったな、と思い康平さんの話に相槌を打っていると、｢あ、なんの話してるんですかー？｣ってよく知った声がした。
ニコニコしながら私と康平さんの間に座って来たのは亜生さんだった。
そろそろお開きすることになって、皆がそれぞれ帰っていく中、私は亜生さんの姿を探していた。
結局、さっき助けてくれたことのお礼を言えずにいたから、ありがとうだけを言って帰りたかったのだ。
店を出てキョロキョロと見渡していると、もう亜生さんの姿は無くて、もう帰ったのかと へこんでいると後ろから誰かに肩を叩かれた。
｢Aちゃん、一緒に帰らん？｣
さっきみたいにニコニコと笑顔で言ってくれた亜生さんに私は喜んでうなづいた。
『亜生さん！先ほどは、ありがとうござ｢お礼なんかええよ｣…えっ』
｢Aちゃん困ってたし、俺、ずっとAちゃんの隣行きたいと思ってたからラッキーやったもん｣
なんてことないように言いのけた亜生さんは、私の手を取ってポケットの中に入れた。
｢うっわ！めっちゃ冷たいやんAちゃんの手｣
『えっ、あ、あの…あせ、亜生さ…』
急なことで真っ赤になる顔を隠しきれないで亜生さんを見ると、亜生さんも顔をほんのりと赤くさせながら
｢ほんまはな、真面目なAちゃんやったら、お礼しに来るって分かってて助けたって言うたらどうする？｣
『えっ…それって、つまり……？』
｢ふふ、どういうことやと思う？｣
続きの言葉は亜生さんによって塞がれて言えなかった。
多分結果オーライ(アキナ/山名)→←取り合い(アインシュタイン)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 269人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和牛2人の妹(仮)(ウソ) - けーぷ☆さん» ありがとうございます！ 返事が、遅れてしまいました。 私のリクエスト、楽しみにしてます！ (2018年8月21日 22時) (
レス) id: e70d15817d (このIDを非表示/違反報告)
卯月(プロフ) - はじめまして！リクエストなのですが、祇園の櫻井さんで、嫉妬、とか独占欲みたいなものを櫻井さんが主人公に抱くという設定でお願いしたいです。お時間あればよろしくお願いします！ (2018年8月21日 0時) (レス) id: fa5cfcc4fe (このIDを非表示/違反報告)
けーぷ☆(プロフ) - 和牛2人の妹(仮)(ウソ)さん» 和牛2人の妹(仮)(ウソ)さん、リクエスト了解です！とても細かく設定書いてくださってるのでその通りに書けるように頑張ります。少しお待ちくださいね！ (2018年8月20日 3時) (レス) id: c0324e9875 (このIDを非表示/違反報告)
和牛2人の妹(仮)(ウソ) - けーぷ☆さん» 追加で、アキナとアインシュタインと 水田さんに、ツッコまれて数時間後に 元に戻って喜び合う川西さんと夢主で お願いします！ (2018年8月6日 19時) (レス) id: e70d15817d (このIDを非表示/違反報告)
和牛2人の妹(仮)(ウソ) - けーぷ☆さん» はじめまして！リクエストです！ 和牛の川西さんと夢主の声が、入れ代わる話を、作って欲しいです！ 夢主が、川西さん。川西さんが、夢主で！相方の水田さんとかアキナとかアインシュタインが、ツッコむでお願いします！ (2018年8月4日 20時) (レス) id: e70d15817d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：けーぷ☆ | 作成日時：2018年3月14日 22時
