八十一ミリ ページ40
轟sid
「ぐっ…」
隣で電灯がそんな事を言う。
まぁ、そんな事と言っても俺が中々に酷いことを言ったからだけど。
酷いと分かっていても、反応が可愛いからついからかってしまう。
悪い癖が出来たもんだ。
「轟くん…最近ちょっと、いやかなりひどいよ。自覚してる？」
「一応。」
「いや一応て。このすっとこどっこい」
電灯…また新しい言葉覚えたな。
初めて聞く単語。
どんな意味かは知らないが、電灯が言ってると面白く聞こえてくる。
ある意味才能だな。
「話を１話くらい戻すけどさ。轟くんは自己採点で合格してると思う？」
「メタイこと言うな。合格に関しては自信はない。」
「そっかぁ…」
そう言って斜め上を見る電灯。
人が斜め上を見るときは何かを考えている時だ。
きっと、合格基準に関して考えているのだろう。
そう思ってこれ以上の会話はやめた。
俺も少し電灯について考えてみた。
俺がこういったら、きっとこう言い返すだろうな。
などなど。
色々考えていた内に実際に試してみたくなった。
なので電灯に話しかけようと向き直る。
(……？)
電灯の様子が変だった。
考え事をしているのは間違いではない。
それにしたっておかしい。
いつもの電灯には見えなかった。
確証は無い。
ただ一つ、感じることがある。
俺は今、こんなにも電灯を見つめている。
なのに、
反応が無い。
まるで、一人の世界にいるように。
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のまーん(プロフ) - 千々さん» おけまる (2019年8月22日 14時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
千々 - え、ねえねえ、どうやったら文字のリンク張れるの？ここで雑談まずいから談話室の方来てよ。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年8月8日 21時
