四十九ミリ ページ4
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二人で抱き合っていると、「ゴホン」とわざとらしく咳払いをする若い男性がいた。
「ここは公衆の場だからそういうことはやめた方がいいかな」
そう言われ、お互いに顔を見合わせ、少し恥ずかしそうにしながら空いてる席に座った。
その男性は、全然嫌味ったらしい言い方ではなく、まるでアドバイスのような感じに言うもんだから、睨むなど絶対しない。
「....ちょっと恥ずかしいね」
「こんな公共の場所ですることじゃねぇな」
そう思いつつも、電灯が恥ずかしいと思ってくれてることが嬉しかった。
...なんだこれ。
なんだ、これ。
自分のよく分からない感情に惑わされるしかなかった。
_____________________
しばらくして、俺の降りる駅に着いた。
「俺、ここだから。じゃあな」
「え？私もここなんだけど...」
二人で固まる。
まさか、ご近所だったり？
ドアが閉まりそうだったので、とりあえず外へ出る。
「「意外と近かったね/な」」
見事にハモる。
「っていうか、逆に何で気づかなかったんだ...？」
「私、時間早く来てるからかな？まぁ、特に意味はないけど」
「そうだったのか....」
それにしても、同じ駅で乗り、同じ駅に降りていたのにどうして気づかなかったんだろうか。
すれ違いにしてもひどすぎる。
「じゃあさ、途中まで一緒に帰ろうよー！」
普通、こういった誘いは男からするモノなのに、先に言われてしまった。
まぁ、...結果オーライか。
「あぁ」
そうして、二人で仲良く話しながら帰っていった。
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のまーん(プロフ) - 千々さん» おけまる (2019年8月22日 14時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
千々 - え、ねえねえ、どうやったら文字のリンク張れるの？ここで雑談まずいから談話室の方来てよ。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年8月8日 21時
