五十八ミリ ページ14
鴉嘩里ちゃんは学校を出て、街へと向かっていった。
私はひたすらについていった。
「話ってなに？」
「後で言うから。とりあえずついてきて」
さっきから頑なに何の話かを教えてくれない。
気になる。
私が疑問に思っていたらいきなり肩を掴まれ、振り返った。
「ねーねー、お姉ちゃん。俺と遊ばない？」
そう、ナンパだった。
こういった事は過去に何度かあったので平然を装った。
「さーせん。この後用事あるんでー
ばいちゃー」
「えー？用事ってなにー？俺もついていっていいー？」
めんどくさい、と思いながら何度も誘いを断っていた。
すると手をガッ、と掴まれ引っ張られた。
「わっ！」
いきなりだったので驚き、声を上げてしまった。
でも、引っ張ってきたのはナンパ男ではなく他の誰かだった。
その人物は私を人混みへと引っ張ってきたので、顔が見えなかった。
(そういえば…鴉嘩里ちゃんは？)
鴉嘩里ちゃんが見当たらない。
迷子になったのかも…
「あの…手、話してもらっていいですか？友達と来てるんで」
さっきまでは手首を引っ張られていたのに、いつの間にか手を繋いでいた。
「あ…悪い」
そう言ってその人は手を離してくれた。
「ありがと…ってあれ!?心操じゃん！」
「俺だっていうことに気づかなかったのか…」
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のまーん(プロフ) - 千々さん» おけまる (2019年8月22日 14時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
千々 - え、ねえねえ、どうやったら文字のリンク張れるの？ここで雑談まずいから談話室の方来てよ。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年8月8日 21時
