八十五ミリ ページ45
轟sid
寝る前、改めて考えてみた。
電灯は俺に何を隠しているのかということ。
予測するに、家庭環境だと思う。
何故そう思ったこというと、単純なこと。
電灯は親の話をしたがらない。
姉弟の話も。
俺の家に来たとき、姉さんを見た電灯はボソッとある言葉を呟いていた。
「…姉さんって本当はこんな感じなんだ…」
…
その時からずっと疑問だったんだ。
聞いてみるか…
俺は携帯を開き、電灯にメールをする。
轟焦凍電灯。もう一回質問タイムいいか?
梨花であります!だーかーらー。さっきも言った通り、するだけならどうぞ。
轟焦凍じゃあ、お前の家族構成教えてくれねぇか?
梨花であります!両親、兄、姉、あと双子の弟。これでいいかな?
轟焦凍お前のことだから、姉さんと仲良いんだろうな。
このメッセージを送って５分がたった。
しかし、返信は一向に来ない。
既読スルーされている状況だ。
「……やっぱりか」
推測が当たっていたらしい。
それにしても…
何があったんだろうか。
どうしたら家庭環境でそこまで悩む必要がある？
…いや、俺がそれを言ってしまったらダメか。
俺だって悩んでいた身。
人のことは言えない。
(でも…)
そんな俺を救ってくれたのは電灯だ。
次は、俺が助ける番。
だから
もっと、心を開いてほしい。
そう思うのはいけないことか？
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のまーん(プロフ) - 千々さん» おけまる (2019年8月22日 14時) (
レス) id: 40246c291e (このIDを非表示/違反報告)
千々 - え、ねえねえ、どうやったら文字のリンク張れるの？ここで雑談まずいから談話室の方来てよ。 (2019年8月22日 11時) (レス) id: 787908e789 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るぅ | 作成日時：2019年8月8日 21時
