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罪と罰 (レイ、アンナ、エマ、その他) 【約ネバ短編集】 ページ49

エマ「良かったね、アンナ。」

ギルダ「エマ、いきなり何を!」

アンナ「……良かった?……ぐすっ。」

エマ「だってレイがあんなに本気で怒ってたんだよ!しかも怒鳴ってたし!」

ギルダ「よし黙れ、口を閉じろ。」

アンナ「私、レイに……嫌われ……」

エマ「レイがあんなにムキになるのって私とノーマンぐらいだったよ。だから、」

アンナを抱き締めるエマ。

エマ「良かったね、対等と想われてて。レイの隣に立てて。」

アンナ「私が……隣に……」

エマ「もうレイの特別だよ、アンナは。」

ギルダ「エマ……」

アンナ「……エマ、でも私……」

エマ「せいっ!」

アンナを押し出すエマ。その先には

アンナ「え、あっ……」

レイ「と、……アンナ。」

レイの胸に飛び込んでしまったアンナ。

アンナ「ごめんなさいレイ!私……」

レイ「いや俺もゴメンな。」



ギルダ「いいのエマ?」

エマ「大丈夫、私は負けないし!それに……」

レイとアンナを見るエマ。

エマ「ライバル上等!!」

ギルダ「……エマは強いね。」



アンナ「私が悪かったの!」

レイ「俺が悪かったって言ってんだろ!」

アンナ「本当に悪かったのは!……」

レイ「だから!……」



エマ「ぷっ、子供みたい。」



アンナ「……そうよね。本当に悪いのはフラグをたてまくるスケコマシ野郎よね。」

レイ「だから俺が……え、……スケコ……誰が?」

アンナ「(ニコッ) 誰かな。」

レイ「……誰だよ。」

アンナ「……そっか、反省してないのかぁ。」

レイ「……アンナさん?」



アンナ「罪には罰が必要よね。」



昼食前の食堂にてー


二人の男女が座っていた。



アンナ「レイって本当頭が良いよね。」

レイ「……」

アンナ「男気もあってみんなから頼りにされて。」

レイ「……」

アンナ「冷静沈着で運動神経もよくて面倒見もよくて。」

レイ「……(プルプルッ)」



ヴァイ「おい、アレは何だ?」

エマ「罰かな。」

ジリアン「罰?アレが?」

エマ「そっ。誉め殺し。しかもレイはただ黙って聞いてるだけの。」

ギルダ「それの何処が罰なの?」

ポーラ「よく見てみなよ。レイの耳真っ赤だよ。プルプル震えてるし。」

ソーニャ「ちょっと涙目じゃないの?」

エマ「恥ずかしがってるレイって……可愛いよね。でへへへ。」



アンナ「優しくて笑顔も素敵でモテモテで、さすが私の大好きな人だね。」



レイ「………もう許してください。」



ご愛読ありがとうございました。

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ケントマイルド(プロフ) - わさびさん» 遅くなりましたが感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: a0b55a38da (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!これからも応援してます! (2019年5月14日 17時) (レス) id: a869eac88d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ケントマイルド | 作成日時:2019年4月27日 0時

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