最後の戦い （レイ、アンナ、エマ、その他) 【約ネバ短編集】 ページ47
レイ達が帰還して４日目の朝ー
食堂にてー
全員『いただき……ます……』
楽しい朝食のはずが、みんながあるテーブルに注目している。
そのテーブルにはレイ、エマ、アンナ、ヴァイオレット、ジリアン、ギルダ、ソーニャ、ポーラが席に着いている。
レイのハーレムかよと男達のひがみ顔がいくつか見られたが、その異常な空気に皆押し黙っていた。何故なら、
アンナ「はい、レイ、アーン。」
レイ「……アーン。」
アンナがレイの口にスプーンを運ぶ。ラブラブな二人に見えるがレイの顔色は真っ青だ。
アンナ「あらみんな食べないの？」
二人を凝視していた全員が一斉に朝食を食べ出す。会話もなくひたすら黙々と。
ヴァイ「なぁエマ、一体何があったんだ？」
エマ「……アンナにバレた。」
ヴァイ「バレた？何が？」
エマ「昨日の事、心当たりある？」
ヴァイ「昨日……うっ！」
エマ「あるんだね。私が知ってるのはあとポーラかな。」
ポーラ「あぁ、昨日のアレね。」
ソーニャ「昨日何したの！？」
ポーラ「ソーニャも間接的に関係してるよ。」
ソーニャ「何勝手に私を巻き込んでるの！？」
ギルダ「私は関係無いよね！」
ジリアン「私も関係無いはず。あんた達一体何したのさ。」
ヴァイ「……レイに胸揉まれた。」
エマ「……お風呂でバッタリ。」
ポーラ「ソーニャと二人で裸体を見せた。」
ソーニャ「え、何の事！？」
エマ「ポーラ、他には？」
ポーラ「脱ぎたてのソーニャの下着をレイの下着の上に置いたかな。」
ソーニャ「あんた何してくれてんの！」
ポーラ「さすがに自分のは恥ずかしくって。てへ。」
ソーニャ「てへ。じゃねぇよ！あんた……」
アンナ「ふーん、そんな事まであったんだ。私のスカートの中も覗いてたし、レイはラノベの主人公みたいだね。はい、アーン。」
レイの頬にスプーンをグリグリ突き刺すアンナ。
レイ「アンナ、痛い。スープが溢れてる。」
アンナ「あらごめんなさい。(グリグリ)。」
ギルダ「レイの頬に穴が開きそう……」
ジリアン「取り敢えず謝ったほうがいいんじゃ……」
エマ「私は朝ーで土下座したよ。」
ヴァイ「く、ここで土下座するのかオレは……」
ポーラ「別に謝る必要ないでしょ。」
ソーニャ「ちょっとポーラ！」
ポーラ「だってアンナには関係無いよね。」
ジリアン「何故火に油をぶっかける！？」
アンナ「……泥棒猫」
ポーラ「アンナのモノじゃないよね。」
今、最後の戦いが始まる。
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ケントマイルド(プロフ) - わさびさん» 遅くなりましたが感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 21時) (
レス) id: a0b55a38da (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！これからも応援してます！ (2019年5月14日 17時) (レス) id: a869eac88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケントマイルド | 作成日時：2019年4月27日 0時
