続 ここはグレイス=フィールド 【約ネバ短編集】

レイ VS ポーラ 荒野の決闘 （レイ、ポーラ、その他） 【約ネバ短編集】 ページ33

ジリアン「な、なんか照れるね。いきなりレイにその……私達が……世界を変えた…あぁ！熱い！顔が熱いよ！」

ヴァイ「く、アイツは何でいつも陰でオレ達を褒めるんだ！盗み聞きしてるこちらのダメージがどれだけ大きいか！」

ギルダ「耐えて二人とも。あれがレイなのよ。」

エマ「ちょっと黙って！今はそれよりもポーラの動向が心配なんだから！」

アンナ「……あのレイを短時間であそこまで本音を語らせるなんて……」




ポーラ「それで夢見るレイ君に提案があるのだけど。」

レイ「言っとくけど夢じゃなくて決定事項ですから。ちゃんと道筋も準備もしてるから。」

ポーラ「すぐにムキになって可愛いね。レイは。」

レイ「ムキになってませんよ……提案って何ですか？」

ポーラ「いつもの無愛想な顔に戻ったね。それで提案なんだけど……心の拠り所を作らない？」

レイ「拠り所？そんなの俺にはもうありますよ。」

ポーラ「どうせ家族や仲間って言うんでしょう。そうじゃなくて……例えば……恋人とか。」

レイ「ハァ？いきなり何を……」

ポーラ「真面目な話だよ。ほら、身近にもいるでしょ、幸せなカップルが。」

レイ「あぁ、ドンとギルダとか。」




ギルダ「！？レ、レイいきなり何を言い出すの！？」




ポーラ「へぇー、あの二人そうなの？知らなかったよ。……あとはジリアンとナイジェルみたいな。」




ジリアン「！な、何でポーラが知ってるの！？ち、違うから！別に付き合ってないから！」




レイ「へぇー、あの二人付き合ってるのか。それは良かったよ。以前ナイジェルに相談された事があったから。」

ポーラ「ほう、ナイジェルから相談……何て？」

レイ「ジリアンに告白したいとか……でもなかなか素直になれなくてどうしたらいいのかって。そんなの俺にわかるなわけないのに。」

ポーラ「何てアドバイスしたの？」

レイ「え、……頑張れって……」

ポーラ「フフ、その手の話題に疎いレイらしいアドバイスだね。」

レイ「……良くわからないし。」

ポーラ「わからないなら理解しなくちゃいけないね。だから……」

レイ「？」

ポーラ「話を元に戻すけど、恋人作らない？」

レイ「いや、俺には……」

ポーラ「例えば……私……とか……どう？」

レイ「え、」




アンナ「レイ……」

ヴァイ「……ぐすん！レイのマザコン！」

エマ「……ポーラは裏切者……裏切者は……」

ギルダ「エマ！？目が怖いよ！」

ジリアン「まさかのヤンデレ属性なの！？」

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