レイ解体白書 （エマ、アンナ、ヴァイオレット、その他) 【約ネバ短編集】 ページ29
エマ「ちょっとギルダ！酷くない！」
ギルダ「だってエマの暴走を止めるフリして一緒に無茶してるから。」
エマ「スイマセンでした！」
アンナ「ジリアン？」
天使の笑顔炸裂！ただし、眼は笑ってない。
ジリアン「……く、あの時、G.Pを脱出してシェルターに向かう時に『全員で帰ろうぜ』って言われた時は、嬉しかった……けど、生意気……と思ったんだよ！」
頬を赤らめるジリアン。
ヴァイ「……なんか懐かしいな。」
ポーラ「そこは私もちょっと覚えてるよ。」
走馬灯の如く、G.Pの苦楽を思い出すG.Vのメンバー達。
ポーラ「そういえばエマ達って何時鬼の事に気づいたの？」
エマ「それは……」
ギルダ「……レイが教えてくれたのよ。」
G.F脱獄劇を話すエマ達。
ポーラ「へー、レイがママの二重スパイだったのか。」
エマ「でも勘違いしないでね！レイは私達のために仕方なく……」
アンナ「そうよ！レイも苦しんでいたから！」
ポーラ「あぁ、大丈夫だよ。心配しないで。おかげでレイの性格はだいたい把握できたよ。これで攻略の目処はついたかな。」
ヴァイ「攻略！？」
エマ「！」
アンナ「！」
ジリアン「ポーラ、あんたまさか……」
ポーラ「あはは、みんなも勘違いしないでね。攻略っていってもレイの好きな人を聞くための攻略だよ。」
ギルダ「……そうよね、いきなり好きな人は誰と聞かれても答えにくいよね。」
ポーラ「レイはきっと言わないと思うよ。好きな人がいてもいなくても。だけど３人のために好みのタイプくらいは聞き出したいけど……」
アンナ「それも難しそうだね。」
ヴァイ「じゃあどうやって？」
ポーラ「レイを動揺させてみる。」
エマ「いや、あのレイを……無理じゃない？」
ポーラ「じゃあこれなら。」
口に巻いてたスカーフを取り外し、結いでた髪をほどくポーラ。前髪をかき上げる。
エマ「！！ママ？」
アンナ「うん、雰囲気が似てるね。」
ギルダ「口元のほくろが色っぽい！」
ジリアン「こんなところに美女発見！」
ポーラ「まぁこんなもんかな。」
エマ「でも何でママに似せたの？」
ポーラ「私の勘だけど、レイはたぶんマザコンじゃないかな。」
ギルダ「えー！レイが？」
エマ「それは無いと思うよ！」
アンナ(……ポーラ、鋭い。)
ポーラ「(クスッ)どうかな、アンナ。」
アンナ「……どうですかね、私もわかりませんね。」
ジリアン「じゃあこの格好のポーラに動揺したら、レイはマザコン確定だね。」
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ケントマイルド(プロフ) - わさびさん» 遅くなりましたが感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 21時) (
レス) id: a0b55a38da (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！これからも応援してます！ (2019年5月14日 17時) (レス) id: a869eac88d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ケントマイルド | 作成日時：2019年4月27日 0時
