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それは真綿で首を締めるように (レイ、エマ、アンナ、その他) 【約ネバ短編集】 ページ11

エマが見た寺と金の水の場所を探すために……

エマ「ねぇここ、どういう意味かなー?」

本の記述に指を差しながらレイの腕に密着するエマ。

ヴァイ「ほー、どれだ?」

本を覗き込みながらレイの目の前に胸元を近づけるヴァイオレット。

レイ「……お前らちょっと離れろよ。」

エマ(耳まで赤くなって……可愛い。)

ヴァイ(あのレイが焦ってる。可愛い。)



アンナ「ジーーーーー。」



エマ「えー、だって本がよく見えないから。」

ヴァイ「そうだぞ、仕方ないだろ。」

レイ「じゃあ見えやすいように……」

本を移動しようとすると、

ガシ!

二人に本を止められる。

エマ「ニコ。」

ヴァイ「ニコ。」

レイ「……」



アンナ「ジーーーーー。」



レイ「わかったからとりあえず離れろよ。」

エマ「だって、ヴァイオレット。(いつまでもレイの目の前にその脂肪の塊おいてンじゃねーよ!)」

ヴァイ「そうだぞ、エマ。(その貧相な体をいつまでもレイにくっつけるな!レイが可哀想だろ!)」

エマ「ニコニコ。(ムカッ)」

ヴァイ「ニコニコ。(イラッ)」



ジリアン「……何か、急に露骨な行動とるようになったね、二人。」

ギルダ「なんて険悪なムード!見て、弟妹達が怯えて3人から離れてる。」

ドン「……レイ達がイチャイチャしてる風に見えるのに何でだろう、全然羨ましくない。」

ナイ「わかるよ。あのレイが冷や汗かいてるぞ。……それに……」



アンナ「ジーーーーー。」



ジリアン「ずっと見てるよ、アンナ。」

ギルダ「見てるね、無言で。」

ドン「これは……嵐の前の静けさってヤツか!」

ナイ「なにそれ、怖い!」



アンナ「ジーーー、プイッ(スタスタッ)」

レイ「……(ほっ)」



ドン「あ、アンナが本棚に行った。」

ジリアン「……見た、ギルダ?」

ギルダ「うん……見た。」

ナイ「え、何を?」

ジリアン「レイのヤツ、アンナが視線を外した瞬間安心したのか(ほっ)と一息つきやがった。」

ナイ「そりゃあんなに睨まれてたら……」

ギルダ「信じられない!」

ドン「え、何で?」

ジリアン「だってアンナに悪いと思ってたら視線を外された瞬間に安心なんてしないでしょ!」

ナイ「あ、逆に後が怖いと……」

ドン「え、でも安心したのは?」

ギルダ「アンナが見てないから安心してエマ達とイチャイチャ出来る……てこと!」

ジリアン「最低!」

ギルダ「だね!」

ドン(……え、レイが悪いの?)

ナイ(…わからん。)

それはカンタタの糸のように (レイ、エマ、アンナ、その他) 【約ネバ短編集】→←それはまるで拷問のように (レイ、エマ、アンナ、その他) 【約ネバ短編集】



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ケントマイルド(プロフ) - わさびさん» 遅くなりましたが感想ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。 (2019年5月15日 21時) (レス) id: a0b55a38da (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!これからも応援してます! (2019年5月14日 17時) (レス) id: a869eac88d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ケントマイルド | 作成日時:2019年4月27日 0時

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