★標的275★ ページ4
鬼瓦を部下に任せて私はまた森に来ていた。
A「ここだっけ？」
「A様こちらでございます」
キョロキョロと周りを見渡すと部下が木の上から降りてきて跪いた。
A「お疲れ様。アイツら隠してくれた？」
「はい。ご命令通りにもう少し先に待機させております」
A「ありがと」
言われた通りにもう少し歩けばいつも乗っているジェット機がみえ、その横にイプシロンがいた。
私はあの時、イプシロンが負ければ消される事をエイリア学園に潜り込ませた部下が情報を漏らしてくれたから知っていた。
だから、リュウジ達を助けた時と同じように近くにジェット機を用意しといて。
ガゼルがエイリアボールを飛ばして来る前にイプシロンを違う場所に移動させ、呼んでおいた部下の幻術でその場にイプシロンの幻を映し出し、エイリアボールの発する光のタイミングでその幻を消して、イプシロン達が消えたように演出した。
デザーム「A･･･」
A「気安く名前呼ばないで。士郎にした事許してないから。」
許すわけない。
士郎を傷つけて、壊した張本人を。
A「助けたのはリュウジ達と約束したからだから、勘違いしないで。私的には今すぐにでもアンタを殺して、野犬の餌にしたいくらいにはキレてるんだから」
睨みつけてそう言えば私の迫力に怖気ついたのかデザームは何も言わなかった。
確かに治兄達は私にとって大切な人ではあったけど、士郎とアツヤの方が私のはもっと大切だったの。だから、許すなんて事を簡単にできない。
A「コイツらをあの場所まで送って」
「かしこまりました」
前回も頼んだ機長にそう言うと頷いて、イプシロンにジェット機に乗るように促した。
デザーム「A！話を聞いてくれ！」
A「わるいけど、話なんて聞きたくない。何か伝えたい事があるならあっちにいるリュウジに伝えといて。他の事も色々と教えてくれるはずだから」
まだ何かを言おうとしているデザームに背を向けて私はその場を立ち去った。
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彩生(プロフ) - 星猫さん» コメントありがとうございます！えっと今見ているアニメならワールドトリガー、呪術廻戦、転スラ、無職転生、ひぐらし、エスケーエイト、とかですかね？他にも色々見てますよ〜 (2021年3月17日 20時) (
レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2021年3月17日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩生 | 作成日時：2020年4月25日 3時
