★標的235★ ページ13
〜風丸 一朗太〜
ジェネシス対雷門イレブンの戦いが始まった。
流石、イプシロンよりも上のランクと言うだけあって、強かった。
いや、強すぎる。
開始1分もしないで、得点を入れられた。
相手はノーマルシュートだというのに、円堂のマジンザハンド破られた。
それだけでも、普段の俺なら心が折れてたと思う。だけど、俺の心は折れる事はなく、むしろ楽しさすら感じていた。
何故かは知らない。
けど、コイツらを倒したいという、気持ちでいっぱいだった。
そう感じてたのも、雷門が10点も取られた時には無くなっていた。
感じたのは、強大な敵を前にして感じる恐怖心。
あんなのを倒せるはずがないと思った。
だが、不思議な事に。
遅れて出て来たAに見つめられて手を握られると、その恐怖心はどこかに行ってしまった。
不思議な感覚だった。
なんとも言えない気持ちが俺の心を支配して離さない。
Aが参加して５点差まで縮めてくれたお陰でみんなの闘争心がまた燃え上がった。
改めて、Aの影響力の高さを思い知った。
Aが居るだけで、勝てると思ってしまう。
いや、実際に勝てるんだ！
そう思っていたのに、Aはグランのボールを受けた吹雪の下敷きになって倒れてしまった。
風丸「A！！」
急いでAの元に駆け寄って名前を呼ぶけど返事がない。
気絶している。
ほんとうに？
･･･気絶して居るだけなのか？
もし、打ちどころが悪くて、最悪な事態になったら？
嫌な想像をしてしまって、背中に嫌な汗が伝った。
Aが居なくなってしまう事を考えて恐怖した。
そんな時に聞こえてきた声。
ハウザー「行こうぜグラン。こんなヤツらとやってもウォーミングアップにもなりゃしない」
ウォーミングアップにもならない？
俺達との試合が？
アレだけみんな頑張ったのにか？
･････Aですらウォーミングアップにもならないのか？
そう思ったら恐怖心が俺の体を支配した。
手が震える。
武者震いなんてかっこいいもんじゃなくて、恐怖心による震え。
無理だ。
俺には無理だ。
みんなが吹雪を病院に連れていこうとする中、俺は自分の震える体を自分の腕で抱きしめる事しか出来なかった。
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彩生(プロフ) - きぃさん» コメントありがとうございます！！更新頑張りたいと思います！ (2017年12月3日 11時) (
レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ(プロフ) - 面白いですので、更新がんばってください！ (2017年12月3日 11時) (レス) id: 6953351f31 (このIDを非表示/違反報告)
彩生(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます！！早く更新できる様に頑張りたいと思います！ヾ(`･ω´･)ゞ (2017年11月22日 9時) (レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
いまづき(プロフ) - 早く続きが読みたいですね！ (2017年11月20日 22時) (レス) id: 14b35c0538 (このIDを非表示/違反報告)
彩生(プロフ) - 詩子さん» コメントありがとうございます！たしかにこの作品を数年は放置していたのでそう思われても仕方ないとおもいます(笑)でもやっぱり最後まで書きたいと思ってるのでこれからも良ければ読んで下さったら嬉しいです。ファンって言って貰えて嬉しかったです！ (2017年9月3日 23時) (レス) id: 7bea5e0c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩生 | 作成日時：2017年7月9日 18時
