☆標的182☆ ページ8
A「コレでわかった？私がアンタらと戦わない理由」
ボールが飛んでった方を呆然と眺めてる浦部リカに近づいて話しかける。
A「アンタらレベルは私1人で倒せちゃう、だから私は出ない」
コレだけはほかの人に聞こえないように浦部リカの耳元で囁く
A「可哀想でしょ？ハッキリとした力の差を見せつけるのは」
きっと私は冷ややかな笑みを浮かべてるだろう。でもね？私、というか瞳子さんの優しさで試合に出なかった事私を引きずり出したアンタらが悪いよ。
あぁ、浦部リカは悲痛な表情。
悔しいよね？貴方が私に文句さえ言わなければCCCはこんな悔しい思いしなくて済んだのに。
A「じゃあ、2度と私に指図しないで。私は色々考えて行動してるの」
それだけ言って私は浦部リカから離れた。
勝手に絶望すればいい。
私は悪くない。
吹雪「A？」
戻ると不安そうな士郎。
A「なぁに？どうかした？」
ニッコリと笑ってみせるけど士郎は不安そうな顔を笑顔に変えてくれない。
吹雪「大丈夫？なんか辛さそうだけど」
A「そんな事ないよ、私勝ったんだよ？嬉しいに決まってるじゃん」
そう、私は嬉しいはずなの。
勝ったんだから。
だから笑ってるんだから。
吹雪「でも「A」」
士郎がそう言って私に手を伸ばした時、違う方向から私を呼ぶ声がした。
誰？私を呼ぶのは？
声をした方を向くと恭弥が立っていた。
A「恭弥。なんで？」
大阪に居るの？
雲雀「Aの事を小動物達が見たって言ってたから探してた」
そう言って恭弥は私の目の前に居た士郎を押しのけて私に手を伸ばし頬を撫でた。
雲雀「酷い顔してる、何があったの？」
A「何も無いから」
雲雀「そんな嘘僕に通用すると思った？」
頬を撫でてた手を離したかと思えばその手は私の手を握っていた。
雲雀「僕ならAの事分かってあげれる。ここにいる誰よりもAの事を理解できる」
チラッと恭弥は自分の後ろに居る雷門イレブンを見てそう言った。
A「止めて恭弥、そういう事言わないで」
確かに恭弥の方が理解してるとは思うけどそれでもそんな事みんなに言って欲しくない。
雲雀「でも、事実だから、ほら行こう」
そう言って恭弥は握っていた私の手を引っ張って歩き出す。
A「ごめん、ちょっと行ってくる」
それだけみんなに残して恭弥の後を着いて行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩生(プロフ) - △涼野ソラ▽さん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ頑張るのでこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年5月24日 11時) (
レス) id: 7bea5e0c46 (このIDを非表示/違反報告)
△涼野ソラ▽(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年5月24日 11時) (レス) id: 70af7cb82c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩生 | 作成日時：2017年3月11日 14時
