★標的196★ ページ22
A「絶対ダメ！」
突然私が声を上げたのに驚いたのかみんなが私の方をみた
鬼道「A？どうしたんだ？」
A「どうもこうもない。士郎にそんな負担掛けるのは私が許さない」
瞳子「A？これが最善の作戦だと私は思うわ」
A「瞳子さんがそう思っても私は絶対にこの作戦には乗らないし、乗らせない｣
なんでみんなで戦ってるのに士郎だけがこんなに負担を負わないといけないの？
A「士郎、貴方はDFだけに専念しよう」
座ってる士郎と同じ目線になるようにしゃがんで話しかける。
吹雪「でも、僕は」
A「大丈夫。私がFWにあがる」
士郎に負担がかかる位なら私が試合にでる
立ち上がって瞳子さんに視線を向けた。
A「私が出ればいいよね瞳子さん」
瞳子「たしかにそれならイプシロンから得点を取る事は簡単ね」
文句は無さそうだ。
「ざっけんな！！」
A「え？」
下から聞こえた声に驚いて下を向くと声を上げた主は立ち上がった。
アツヤ「ふざけんなよ！？んな事許さねぇ！俺の邪魔すんな！」
グイッと胸ぐらを掴まれて怒鳴られた。
周りは焦ってる様だったけど私は凄く冷静だった。
A「ふざけてない、私は本気」
アツヤ「ふざけてんだろ！俺は1人で出来んだよ！出てくんな！」
A「でるよ、負担は掛けさせられない」
怒りの感情をぶつけてくるアツヤに私は冷静にこたえる。
アツヤ「負担じゃねぇ！俺なら出来んだよ！！」
俺なら？
あーそう、アツヤならね？
A「
体は士郎のだってなんで理解出来ないの？
そう言ったらアツヤは一瞬止まって私の胸ぐらを離した。
A「私は士郎が心配なの、それ位理解してよ」
アツヤ「Aはいつもアニキの事ばっか」
A「え？」
小さくアツヤはそう呟いた。
でも、近くに居た私でも聞き逃してしまいそうな程の声量。
アツヤ「いいか、試合には出んな！」
それだけ言ってアツヤはフィールドから離れて行った。
A「でるよ！私は後半からでる！！」
後ろ姿にそう叫んだ。
風丸「A！大丈夫か？」
風丸が私の隣に駆け寄ってきてそう声かけてくれた。
きっと大丈夫って言うのは胸ぐらを掴まれたに事についてだよね？
A「大丈夫、気にしないで」
風丸「気にしないでってそういう訳いかないだろ！」
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彩生(プロフ) - △涼野ソラ▽さん» コメントありがとうございます！！めちゃくちゃ頑張るのでこれからもこの作品をよろしくお願いします！ (2017年5月24日 11時) (
レス) id: 7bea5e0c46 (このIDを非表示/違反報告)
△涼野ソラ▽(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます！ (2017年5月24日 11時) (レス) id: 70af7cb82c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩生 | 作成日時：2017年3月11日 14時
