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「大丈夫ですか？」
「あ…！はい！」
多分、鬼の首を切ったのだろう、同化した車両がのたうち回り、乗客は衝撃で車内を飛び回った。その中、車両を行き来し、乗客に強く捕まるようにと指示をして回っていた。そして、Aは飛び散るガラスに直撃しそうな女性を助けるために下敷きとなったのだ
「お怪我は…！？」
「心配ご無用です。」
そう声をかけると、割れた窓ガラスから車両の外へ出る、血を流す乗客が多々いたが、死亡者は確認されなかった
「…僕にもできたのに」
その風景を見て、なぜか不満そうに文句を漏らす
「A、上司に向かって生意気だぞ！」
いつもの笑顔で冗談、ぽく垂らすが、Aには嫌味にしか聞こえないようだ
「煉獄さん、貴方は僕を舐めすぎです。貴方は僕の師ではなく"先輩"です。舐められるのは非常に心外です。氷柱ということをお忘れですか？」
今回の任務は煉獄の申し出でAの動向することとなった。そもそも、記者という狭い空間の任務をAに頼むのは適していない
「先輩の背中を見るのもまたいい勉強だぞ！」
「…柱として認めていないということですか」
煉獄はAに対して、柱同士の態度は絶対しなかった。それは柱として未熟であるからだ。柱に一番近く、柱に及ばない存在、なぜ柱になれたのかはお館様にしかわからない
「お前の心は軟弱だ。まずは、その弱き己の心を叩き直せ」
それだけ言うと、炭次郎のところへ足を運んだ。その後ろ姿をじっと見つめることしかできなかった
弱き心、そんなの分かってる、向き合う勇気も強さもない事も、けど、そうでもしなきゃ僕は…
「っ…！！」
ゾクゾクとする感覚がして筋肉が固まる、この感じを僕は知っている、昔感じた感覚と似ているようで違うこの気配
そんな事を考える時間もなく、感じた瞬間大きな音が耳に入る、冷や汗が止まらずもはや立ち尽くすしかなかった
『結局2年前と変わらないね、弱虫』
脳内に響く声の主も、僕は…私は知っている
「弱虫じゃない！！」
その写真を振り払い、その気配の主の方を向く、もう手は震えない、体は動く、大丈夫、今の僕ならきっと大丈夫！
「…上弦の…参…！？」
『ほらやっぱり、2年前と変わらず恐怖で動けないじゃん』
煉獄さんが刀を抜き、上弦の鬼と戦おうとしていた。応戦しなければいけないのに、この敷地なら氷の呼吸を使えるのに…なのに体は動かなかった
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トウセ(プロフ) - 強く生きよ乙女の更新して下さい！！お願いします！ (2017年10月14日 10時) (
レス) id: 1bdce7f715 (このIDを非表示/違反報告)
ほほふー - 面白いです！！どんどん更新するのをまっておりますです！！ (2017年8月22日 22時) (レス) id: 0a6d4540cc (このIDを非表示/違反報告)
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