第４６話〜豪炎寺〜 ページ46
合同練習から1週間が経った。
この1週間で変わった事が１つだけある。
それは田村の態度だ。
合同練習前は周りにバレないように(嫌々だが)付き合ってたのに、あの後から彼女面するようになった。
田村「修也ぁ！かえろ？」
豪炎寺「あぁ」
みんなが居る前で名前で呼び、手を握る時は指を絡める様に握ってくる。
サッカー部のみんなは何か気づいているのか何も聞いては来なかった。
まぁ、クラスの奴らは聞いてくるが。
楽しくもない帰り道。
隣で喋ってる田村に気のない返事する。
田村「ねぇ、修也」
隣を歩いていた田村が止まる。
手を繋いでいた俺も立ち止まる。
ああ、早く帰りたい。
田村「キス、して？」
恥ずかしさからなのかは知らないが潤んでいる目で俺を見上げてくる田村。
はっきり言って嫌悪感しかない。
豪炎寺「嫌だ」
キッパリと断る。誰がA以外とキスするか。
田村「どうしても嫌なの？」
豪炎寺「嫌だ」
潤んでる目でじっと見つめてくるが俺には何もきかない。お前には興味が無いんだ。
田村「そっか」
田村はそう呟き下を向いたかと思えば直ぐに顔を上げて俺を見た。
田村「やっぱり無理だったかぁ！」
豪炎寺「は？」
ニッコリと笑う田村に対して事態を把握できない俺。
田村「１ヶ月、無理矢理私に付き合わせてごめんね？あのね私、今日で雷門とはサヨナラなの。だから最後の思い出として修也と過ごしたかった！本当に楽しかったこの１ヶ月！」
くるっと回りながら楽しそうに田村は自分の事情を話す。
田村「まぁ、紅さんが記憶を無くしたのは驚いたけど。私に素敵な思い出をありがとう修也！私、ほんとに幸せだった！」
満面の笑みでそう田村は言う。
なんだそれ。
お前の思い出作りの為に俺はAと別れさせられて、お前の自己満の為にAの記憶から俺は消えたと言うのか
豪炎寺「ふざけるなよ」
グッと田村の胸ぐらを掴んだ。
普段なら女性に手なんて上げることはしないが、俺はキレていた。
田村「しゅ、修也？」
さっきと同じように潤んだ目をしてる田村。
豪炎寺「お前の勝手な都合に俺を巻き込むな！そのせいで俺は……！」
掴んでいる田村の胸ぐらに力が入りギリギリと音がなる。田村は目から溢れそうなほど涙を貯めていた。それがなにに対する涙なのかは俺は知らない。
興味すらないんだ。
田村「なんで、そんなに怒ってるの！？」
潤んだ目のまま俺に対して声を荒らげる田村。
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革ベルト
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彩生(プロフ) - 霜柱×氷雪さん» コメントありがとうございます！そう言って貰えて嬉しいです。更新頑張りますね！ (2018年4月28日 0時) (
レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
霜柱×氷雪 - とても良いと思います。私、佐久間も豪炎寺も好き何でこのお話凄く読みやすいです。更新頑張ってください。応援しています!! (2018年4月24日 21時) (レス) id: 685ae2c80c (このIDを非表示/違反報告)
彩生(プロフ) - みきさん» コメントありがとうございます。この作品を削除、変更はしません。ですが、ストーリーが思いつき次第、みきさんがリクエストしてくれた、豪炎寺の新作を作れるように努力をしようと思います！作品を読んで下さりありがとうございます。 (2018年2月23日 20時) (レス) id: 82193f36c1 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 彩生さん» この作品を変更（削除）してまた別の新しい作品を作ってほしいです！例えばイナズマイレブンの作品で豪炎寺くんとの恋愛小説を書いてほしいです！お願いしますm(__)m (2018年2月21日 22時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
彩生(プロフ) - Akimeさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです！ご期待にそえるように頑張りますね！！ (2017年3月21日 13時) (レス) id: 7bea5e0c46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩生 | 作成日時：2012年5月13日 21時
