太鼓曲達の毎日 その4

ネタばらし ページ23

これは、肝試し大会が始まる一週間前…


ミーナ「百鬼お姉ちゃん。別のところって、何処でやるの？」

百鬼「ミーナの屋敷の近くに、森があるでしょ？そこ」

ミーナ「あそこか…」


百鬼達はミーナの屋敷で肝試し大会はどんな風にするか話し合っていた。


X談「でも、森でやるのは危険なのでは…？」

百鬼「大丈夫。あの森、いい感じに真っ直ぐな道あったから」

X談「そうなんですか…」

第六天魔王「……」


第六天魔王は少し様子が変なミーナをジッと見ていた。

正直いって、ミーナとは今回初対面だし、どんな性格なのかも知らない。

聞いているのは半霊であること、この屋敷の外では自分の存在を維持できないこと。

後、しつこく百鬼からいい子いい子言われていたことくらいだ。



第六天魔王「ミーナだっけ？」

ミーナ「え、うん？なに？」

第六天魔王「もしかして、自分も仕掛けたいとか思ってる？」

ミーナ「…う、うん…この屋敷からは一歩も外に出られないから、結構暇なの…」


すると、百鬼が『なるほど…』と、呟いて、ミーナの顔を見た。


百鬼「ミーナ、私、いい事思いついた」

X談「百鬼さん…？」

ミーナ「いい事？」

百鬼「それはね…」



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成仏「わかった。協力する」

百鬼「うん。ありがとう成仏君。助かったよ」

成仏「後は僕が本番の日、ミーナの側に居ればいいんだよね？」

百鬼「うん。よろしくね」



成仏は霊と話せることができる以外に、超能力のような力が使える。

その中の一つである念力で、人形を遠隔操作し、追いかけることにしたのだ。



ミーナ「私が追いかけたい」

百鬼「そっか…………成仏君、代わって」



まぁ、結局、成仏が千里眼で視た光景を鏡にうつし、それをミーナが見て追いかけることに

なったのだが…

ちなみに超能力を使うための魔力的なものは二人で共有し長く扱えるようになっている。


他にも、ミーナ以外にあの女性とマジカルも参加している。

この二人は成仏とミーナに比べると少し弱いが、超能力は扱えるらしい。

すぐ疲れるから嫌だとかマジカルは言っていたが…




とりあえず、こんな感じであの人形を操作していたのだった。

ちなみに人形はX談と第六天魔王が協力して作ったものだ。




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百鬼「以上。ネタばらしでした」

さいたま「ある意味幽霊の仕業だった…」

そして…→←人形の正体

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