料理教室 その2 ページ6
三瀬川「幽玄君、刻むのは上手いね」
紫煌「刻むの『は』ね…たまに力加減間違えてまな板ごと斬ったことがありますが…」
三瀬川「え、そうなの？」
紫煌「はい。見事に真っ二つで…」
三瀬川「逆に見てみたいかも…」
幽玄「……」
幽玄は、刻むのだけは上手かった。
刻むのだけは…
一方、双竜はというと…
天妖「とにかく刻むのが遅いんだね」
双竜「遅くて悪かったですね」
天妖「いや、別に遅くても良いんだよ？」
双竜「兄さんみたいに速く刻めるようにしたい…」
天妖「練習あるのみ」
双竜「うぅ…」
双竜は兄と違い、刻むのがあまりにも遅かった。
2倍速くらいにしたら兄と同じくらいの速さになるだろう。
一方、燎原はというと…
天妖「燎原？なんですかこれ？」
燎原「ニンジンです」
天妖「……」
天妖と燎原の目の前にはニンジンだったものの残骸が。
天妖「ニンジン…」
燎原「だから俺に料理させるとこうなるんだ」
天妖「いや、これは重症でしょ…」
燎原「うぅ…」
とりあえず、三人は次の工程に入った。
三瀬川「燎原君。最大火力じゃないからね？後、能力を使っちゃダメだからね？」
何故か燎原は炎を操ることができる能力者？であった。
本人は無意識で使ってしまうらしいが。
燎原「わ、わかってます…」
三瀬川(心配だなぁ…)
紫煌「兄さん達、気をつけてね？」
天妖「紫煌、顔怖くなってるよ？」
紫煌「え、そ、そうでしたか？」
天妖「はい…」
双竜「え、えっと…これがこうで、いや、違うかな？」
幽玄「……あれ？」
いつもは頼りになる兄二人だが、料理となるとポンコツに…
紫煌「なんで兄さん達は料理となるとこんなポンコツになるのかな…」
天妖「あはは…あ、中火だよっ！」
そんななか、燎原の方でなにか焦げ臭い匂いが…
三瀬川「燎原君！？ちょっ、火事になりますって！ストップストップ！！」
燎原「何故こうなる…」
数分後、なんとか火は収まった。
そして…
幽玄「一応完成…」
燎原「見た感じ美味しそう…」
紫煌「見た目は良くてもねぇ…」
双竜「先輩のは…真っ黒ですね…」
燎原「大丈夫、毒物じゃないから…多分…」
双竜「心配…」
なんとか料理を完成させ、早速食べることに。
食べるのは料理を教えていた紫煌、三瀬川、天妖である。
紫煌「死にませんように…」
一体どんな味がするのか…
続く…
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狂狐 - ありがとうございます！！ (2019年6月23日 21時) (
レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
まやんもも - 初見です。面白いですね！頑張ってください♪ (2019年6月23日 20時) (レス) id: bf314e7c37 (このIDを非表示/違反報告)
狂狐 - こちらこそ、コメントありがとうございます。 (2019年6月7日 22時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
夜月‐よづふわ- - なるほど！教えてくれてありがとうございます！わざわざ手間かけさせてしまってごめんなさい(_ _) (2019年6月7日 21時) (レス) id: c655c5b544 (このIDを非表示/違反報告)
狂狐 - 「狂狐」は、「きょうこ」と読みます。なので、「きょうこ」と読んでください。コメントありがとうございます！ (2019年6月6日 21時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂狐 | 作成日時：2019年2月13日 7時
