太鼓曲達の毎日 その3

テスト勉強！！ ページ44

きたさ「それで、どの教科から教えてほしいの？」


ドンカマを座らせ、どの教科から教えてほしいのか聞いてみる。


ドンカマ「数学」

きたさ「数学か…俺は苦手なんだよなぁ…」

ダンガン「問題ありません。私が教えます」


そりゃ得意だろうなと、きたさは内心ツッコミながら、ここはダンガンに任せることにした。


ダンガン「まずは、これを解いてみてください。教えるのはそれからです」


問題集(ダンガンの自作)から数問だし、ダンガンはドンカマに解かせようとした。

ドンカマはシャーペンを取り出すと、早速、解きにかかったが……



きたさ「……」

ダンガン「……」

ドンカマ「……」


一向にドンカマのシャーペンが動かない。

わからないようだ。



ダンガン「…ここまで酷いとは、驚きです」

きたさ「驚いてるようには見えないけどねっ！」

ドンカマ「あ、あぁ〜……」

ダンガン「記憶力は悪くないと聞いているので、今から教えることは頭に叩き込んでください」



と、ダンガンに教えてもらうこと数十分…



きたさ「この数十分でこんなに……ドンカマ、大丈夫？」

ドンカマ「あぁ、うん。なんとか……」

きたさ「顔が大丈夫そうじゃないけどねっ！」

ダンガン「まだ終わりではありませんよ？ドンカマ」

ドンカマ「は、はぃ〜…」

きたさ(なにか甘いものでも持ってくるか…)


そして、さらに数十分後…


ドンカマ「………」

きたさ「ドンカマ、大丈夫？」

ドンカマ「あぁ、うん。大丈夫。覚えた。多分」

きたさ「ダンガン、この辺りでちょっと休憩を挟んでも…」

ダンガン「…………わかりました」


やっと休憩に入った。


ドンカマ「なんだろう…チョコがいつもより美味しく感じる…」

きたさ「そりゃよかったね」

ダンガン「それを食べたらまたやりますよ」



ドンカマはゆっくりとチョコを食べ、少しだけ勉強を始める時間を延ばそうとしたとか…


そして、一時間後…



ドンカマ「し、しぬ…」

ダンガン「思ったより時間がかかりました。次は物理ですね」

きたさ「俺がいる意味…」

ダンガン「きたさもなにか苦手な教科はありますか？」

きたさ「………ドンカマ優先で」



もちろん、きたさも苦手な教科はある。

きたさの苦手な教科は、英語である。




続く…

苦手教科の点をあげろ！！→←テストが近いので…

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