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アサガオが喋らない理由 ページ40

X談「アサガオさん。前から気になっていたのですが…」

アサガオ「……?」

百鬼「ん?どしたの、X談君」


今日は百鬼とX談による怪談話にアサガオも参加していた。

表情を見た感じ、楽しそうにしていた。


X談「アサガオさん。何故貴方は、喋れるのに筆談での会話をするのですか?」

アサガオ「……」


予想通りの質問だったのか、アサガオは紙を用意し、そこにシャーペンを走らせた。


アサガオ『いつか聞かれると思ってた。喋らないのは』


文はそこで止まっていた。


百鬼「なにか障害でもあるの?」


アサガオは首を横に振った。


百鬼「じゃあ、なんで?」


アサガオはまた紙にシャーペンを走らせ、それを二人に見せた。


アサガオ『今から喋ってみるから、聞いてて』


久しぶりに声を出すのか、どこか緊張した様子だった。


百鬼(大丈夫かな?)

X談(大丈夫でしょうか?)



そして、アサガオは口を開き…



アサガオ「あ、…はい。どう…かな…二人、とも…」


自信なさげに喋ったアサガオ。


その声は、うん。


めっちゃイケボだった。



百鬼「うわ、イケボ…」

X談「あ、アサガオさん…筆談で話さなくても良いのでは…」

アサガオ「あ、そ、れは…」


アサガオはすぐにシャーペンを取り出していつもの筆談に戻ろうとしていた。

その、書かれた内容とは…


アサガオ『僕が喋ると何故か人だかりができて色々迷惑だから、筆談に…』


百鬼「あー…うん。アサガオ、それはね…」

X談「百鬼さん…」


百鬼とX談はお互いの顔を見て、アサガオにこう言った。



百鬼「燎原君が炎を操れる能力者?みたいに…アサガオは声で相手を魅了させる、みたいな能力?なんだと思う…多分」


アサガオ「え!?」


思わず声がでるアサガオ。


X談「ですが百鬼さん、僕達はとくに魅了されていませんが…?」

百鬼「あ、確かに!」

アサガオ「……」



百鬼「あ、じゃあ、試せばいいんだ!」

X談「百鬼さん、まさか…」

百鬼「アサガオ君!外へ行くよっ!」

アサガオ(まさか…)



ーーーーーーーーーーーーー



百鬼はアサガオを商店街へと連れて行き、そこで彼を喋らせた。

そして…


アサガオ「疲れた…」

X談「アサガオさんの魅了は、曲擬にだけは効かないようですね」

百鬼「超人気アイドルみたいだった…」

アサガオ「うん、僕は筆談に戻るよ…」



結局アサガオは筆談に戻ることにしたそう。

幽霊達がただ話すだけ→←体育祭から後日…



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狂狐 - ありがとうございます!! (2019年6月23日 21時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
まやんもも - 初見です。面白いですね!頑張ってください♪ (2019年6月23日 20時) (レス) id: bf314e7c37 (このIDを非表示/違反報告)
狂狐 - こちらこそ、コメントありがとうございます。 (2019年6月7日 22時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
夜月‐よづふわ- - なるほど!教えてくれてありがとうございます!わざわざ手間かけさせてしまってごめんなさい(_ _) (2019年6月7日 21時) (レス) id: c655c5b544 (このIDを非表示/違反報告)
狂狐 - 「狂狐」は、「きょうこ」と読みます。なので、「きょうこ」と読んでください。コメントありがとうございます! (2019年6月6日 21時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:狂狐 | 作成日時:2019年2月13日 7時

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