足音が聞こえる ページ16
百鬼とまたさは後ろからずっと
聞こえる足音に怯えながらきたさを捜していた。
またさ「普通に怖いっ！！」
百鬼「わ、私は怖くないもんね！！」
またさ「足ガッタガタに震えてるけどっ！？」
百鬼「そ、そういうまたさも声が震えてるじゃん！！」
またさ「は、はは…」
………
百鬼「またさ君」
またさ「なんだ？」
百鬼「……」
またさ「……」
百鬼「猛ダッシュで逃げるっ！！」
またさ「おいちょっと待てぇぇぇぇぇ！！！」
足音から二人は猛ダッシュで逃げたが…
またさ「はは…マジか…追いかけてきやがる…」
百鬼「姿あらわさないのは、なんでかな？」
またさ「おい、やめろ」
百鬼「逃げても無駄だし、諦めよう。なにか害がある訳でもないんだし……多分」
またさ「多分じゃ不安だ…」
その後、二人は足音に怯えながらきたさを捜して数分。
足音は付いてくるが、襲ったりはしなかった。
そして…
百鬼「何処にもいない………あっ…そうだ…」
またさ「どうした？」
百鬼「足音の人に聞いてみよう！！」
またさ「は？……てかなに、足音の人って…」
百鬼「あのー」
またさ「って、おいコラー！！」
百鬼は足音の人がきたさのことを知っていると思ったのか、
足音の人に話しかけにいった。
百鬼「あの、すみません。聞きたいことが………って、あれ？」
またさ「なんだよ、どうしたんだよ…」
百鬼「誰もいない…」
またさ「は？」
百鬼「この壊れたネックレスが落ちてるだけだった…」
またさ「マジで？」
百鬼「うん」
その後二人はきたさ捜しに戻った。
ネックレスを拾った後、足音は聞こえなくなった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
？？？『起きないなぁ…』
きたさ「…う」
？？？『あっ！やっと起きた』
きたさ「ここは…」
？？？『おはよー』
きたさ「ん？」
？？？『…あれ？固まった…』
きたさはせっかく目覚めたのにまた気絶した。
何せ、目の前には片目のない血塗れの子供がいたからだ。
？？？『え…また寝るの？』
ーーーーーーーーーーーーーーー
無限「なぁ、一定の間隔で女の声が聞こえるんだが…」
さいたま「ははっ…なんて言ってるのかわかる？」
無限「えっと、『助けて』だとか、『見つけて』だとか…」
さいたま「冷静だなオイ…羨ましい…」
無限「ありがとなっ！」
さいたまと無限は謎の声を聞き流しながらきたさを捜していた。
続く…
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狂狐 - ありがとうございます！！ (2019年6月23日 21時) (
レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
まやんもも - 初見です。面白いですね！頑張ってください♪ (2019年6月23日 20時) (レス) id: bf314e7c37 (このIDを非表示/違反報告)
狂狐 - こちらこそ、コメントありがとうございます。 (2019年6月7日 22時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
夜月‐よづふわ- - なるほど！教えてくれてありがとうございます！わざわざ手間かけさせてしまってごめんなさい(_ _) (2019年6月7日 21時) (レス) id: c655c5b544 (このIDを非表示/違反報告)
狂狐 - 「狂狐」は、「きょうこ」と読みます。なので、「きょうこ」と読んでください。コメントありがとうございます！ (2019年6月6日 21時) (レス) id: fb5d089add (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狂狐 | 作成日時：2019年2月13日 7時
