五話 【明石 刹那】 ページ6
ｳﾞｧ…ァ、とゾンビの声がする。
しかし慣れとは恐ろしいもので、私は普通に三時のおやつを食べていた。
三時のおやつは、エクレアです(中の人の所為)
ﾊｯと何かを感じて、ふと視線を上げる。
…龍ヶ峰さんのお菓子のにおいが今した、気がします…！
それなら、帝も来ているかも…！
エクレアを口に詰め込んで、私は部屋を出る。
案の定、春さんのところから出てくるところでした、ナイスタイミング！
「帝、何の用で此処まで？」
「あ、刹那だ！」
声をかけると、何やら機嫌のよさそうな帝がぎゅ、と抱き着いてきた。
私たちにとっては挨拶のようなものです。
「お菓子、持ってきてくれたんですか、？」
少し期待してしまう。帝の作るお菓子は、
確かに龍ヶ峰さんには満たないかもだけれど、とても美味しい。
「うん、今日は龍ヶ峰先輩がアップルパイ作ったらしくてこっち来た。
で、それを真似て作ってみた！」
…アップルパイ…！！
「うわ、ちょ、刹那！？」
「行きましょう、アップルパイです！
そうですね、此処はアップルティーでも一緒に、いやでも、コーヒーでも、」
「もう…」
あきれたようにそういう帝だったけど、抵抗もせずに私に引き摺られていた。
((力強い人に手を引かれて手を振り払えるわけないでしょ…))
そんな帝の気持ちを私は露知らず(そんなことよりアップルパイです)
そうだ、誰かお客さんでもよぼうと考えながら歩いて行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
椎名心音(プロフ) - まちがえた、お願いしてみます！ (2015年12月13日 16時) (
レス) id: fc3530dba5 (このIDを非表示/違反報告)
椎名心音(プロフ) - 話数が上限を達していてお話が入れれませんね……新しいの作りますね！ (2015年12月13日 16時) (レス) id: fc3530dba5 (このIDを非表示/違反報告)
ノベルナイト(プロフ) - 椎名心音さん» 作ってみました！コピーや修正、よろしくお願いいたします！ (2015年12月13日 16時) (携帯から) (レス) id: c9d0da5f55 (このIDを非表示/違反報告)
椎名心音(プロフ) - ノベルナイトさん» テンプレで大丈夫ですよ！ (2015年12月13日 16時) (レス) id: fc3530dba5 (このIDを非表示/違反報告)
*ねこふとん*(プロフ) - 二十八話を修正的なことしましたm(_ _)m (2015年12月13日 16時) (レス) id: a97d112bb3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
