biohazard of Japan【小説企画】 (ページ16)

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十五話蓬野冬ページ16

「い、だだだだ痛い痛い帝痛い」

制止を求めるにも関わらず足を止めない帝

さっきまで龍ヶ峰ちゃんに教えて貰ってたのに…

「ねーねー、お茶会ってなにー？
何すんのー？ねーえー」

「お前痛いって言ってた割には余裕で走れるのな
刹那主催でお茶会開いてんだよ、アップルパイ出てるぞ」

「甘いなー、じゃあ飲み物はブラックコーヒーでよろしくね！」

「お前本当に14？よく飲めるな…」

「甘々なのは受け付けませーん
チョコも70%ブラック位で食べれるよ！」

「お前、ゴーヤ好きか？」

「ふっ、愚問だな、大好きに決まっておろう！」

「だと思ったよ……」

基本嫌いなものはないけど甘いものは昔から駄目なんだよねー

苦いものは本当好き、あいらびゅー

「よー、客人連れてきた」

着いてたのね、早いわー

「こんちゃーす、アップルパイとねーブラックコーヒーあるー？」

「そんな事もあろうかと！種類豊富な飲み物を用意してあります故！安心して下さい！！」

「わーお、流石刹那ちゃん、尊敬するー」

甘いもののこととなると誰よりもキャラ崩して登場する刹那ちゃんだったらお茶会開いちゃうね、しょうがないね

そして刹那ちゃんが持ってきてくれたアップルパイをひと齧りとコーヒーを一口

ふぅ、とため息を吐いて辺りを見回す

と

さっき帝が開けた扉の向かい側の椅子っぽい所にうつ伏せになって寝ている少女を見つけた

風邪引くぞ、と思いながら近寄るとまさかの桜ちゃんではないか

とりま、お姫様抱っこでお茶会をしてた部屋に移動させる

刹那ちゃんに温かいお茶を一つ頼んで、ソファーに横にならせた

「ちくせう綺麗な寝顔しやがって……
……全国部隊はキツイけど、無理すんなよー」

そう言って、自分が着ていた戦闘服をかけた

ーーーーー

うっわ！半袖！？寒くねぇの！？

東日本部隊舐めんな？お前も今度強制半袖訓練参加させてやるよ

遠慮しときます……