biohazard of Japan【小説企画】 (ページ2)

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一話春咲桜ページ2

見上げると空は晴天？
いやいや。

外からは楽しげな声が聞こえる？
いやいや。

ここは平和のへの字も無いような場所ですよ。
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ガタッ…。

音を立てて椅子を引く。
ある程度の隙間が出来たためそこに座り、何処からか持ち出した書物を読み始める。

私、春咲桜は今のこの状況を理解していない。
Phoenixのメンバーだからと言って特別運動ができるわけでも無いし。
特別頭がいいわけでも無い。

「…なんで、Phoenixに入ったんだっけ」

そこまで遠い昔のことでも無いがすっかり忘れてしまっていた。
目を閉じてうつ伏せに寝る。
窓もドアもしまっているはずだが何処からかゾンビ(？)のうめき声が聞こえて来た。

ハッキリ言おう。
鬱陶しい。

そんなことを考える私のいる場所はPhoenixの本部…とは言っても完全に安全と言うわけでは無いけど。

年の近い人たちを集めて政府が対抗しようとした結果がPhoenixである。
別にそこまでしなくても大丈夫だと思っていたのだが。

理由もなく笑い声を発するとガラガラとドアが開く音が聞こえて来た。
…感染者では無いな。

そこまで知能が発達している可能性は低い。

カギが掛かっているドアを開けるにはカギが必要。
…感染者だったら無理やりにでも開けようとするだろうから。

うつ伏せから起き上がり、ドアへと視線を向けると。
そこには見慣れた顔があった。

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参加させていただきました！
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どなたか繋げてくださると嬉しいです！