悪い夢 ページ22
Aside
その日の夜、家に帰って、お風呂に入って体を癒し、眠りについた
真っ黒で暗い廊下に私1人が立っている
壁や床には私とスンチョルの写真が散りばめられている
そんな真っ直ぐに伸びた廊下を歩いていくと
スンチョルの後ろ姿が見えた
嬉しくて声をかける
A『スンチョル！』
でも、スンチョルは気づかない
A『スンチョル？』
A『スンチョル！！！』
何回も大きな声で叫ぶ
それでもスンチョルは私に見向きもしない
ひたすらスンチョルの名前を呼び、触れようと手を伸ばすと
スンチョルの姿がパッと消えて私一人だけが取り残される
スンチョルを探そうと来た道を戻ろうとすると
さっきまで2人で写っていた写真からスンチョルの姿だけが消えていた
半狂乱になりながら写真を剥がしスンチョルの名前を呼び続ける私
A『スンチョル！！』
A『ねえ、スンチョルどこ！！！』
A「スンチョル！！！」
A「ッ、、はぁッ、、、」
顔は涙でぐっしょりと濡れ、心臓はバクバクと大きく鳴っている
A「、、、夢？」
夢だったことに安心する一方で、頭にこびり付いて離れないさっきの光景が私を苦しめる
次の日、スンチョルと会って夢のことを思い出してしまったけど、 変な心配をかけたくなくて笑顔を作って平気なフリをする
しかし、その日以来私は毎日のようにそんな夢を見るようになった
夢の内容も悪化していき、スンチョルに永遠と酷い言葉をかけられる夢や、もう二度と会えなくなる夢を見た
夢の話だと分かっているのに、現実でスンチョルと会うと体が震えて息苦しくなってしまう
本当はスンチョルと話したくて、触れたくて堪らないのに、夢で見たような失った時のことを考えると怖くて躊躇ってしまう自分がいた
ネットで症状を調べると、不安障害の一種のようだった
SC「A、今日ご飯食べに行かね？」
A「あ、ごめん今日は仕事忙しくて、、」
SC「そっか、じゃあ明日は？」
A「しばらく厳しいかもごめん」
SC「、、分かった」
SC「Aー」
A「ウジ！！この前の話なんだけど、、」
SC「、、、」
平気なフリをするのにも限界が来てしまい、こんな風にスンチョルのことをわざと避けるようになった
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MARO(プロフ) - 宮瀬さん» 宮瀬さん、凄く嬉しいです（ ; ; ） こちらこそ、めちゃめちゃ書く励みになります、、本当にありがとうございます、、！！ (2023年1月2日 11時) (
レス) id: 48214e63fa (このIDを非表示/違反報告)
宮瀬(プロフ) - 本当に大好きですありがとうございます… (2023年1月2日 5時) (レス) @page12 id: 94234c7708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MARO | 作成日時：2022年12月29日 9時
