いつまでも君を待っているから

扉の奥 ページ28

スンチョルside


LIVEが終わるや否や、近くにいた知り合いのスタッフを呼び止めてAがいた席や服装を伝えて、控え室に来てもらうように伝えて欲しいとお願いをする


そのことを聞いていたメンバーたちもそのナムジャスタッフに向かって


「ヒョン走って！！！」


「ヒョン早く行かないとAさん帰っちゃう！！」


と口々に叫ぶので、ヒョンは全速力で走って行った


SG「ひょーーんーー？？？さあ教えて貰いましょうか」


LIVEの余韻に浸る暇もなく、スングァンが問い詰めてくる


SC「わかぁったから話すよ」


そうして控え室に戻って、Aのことをメンバーたちにざっくりと話した


JS「わぁーー知らなかった」


驚いた表情で言うシュア


JH「俺とドギョムも今日知ったんだよ」


と言うジョンハンに


SG「早く言ってくださいよぉぉぉ」


と相変わらずふくれっつらのスングァン


そんな話をしていると、ガチャっと扉の開く音がした




Aside


すっごいがやがやしている様子が扉越しでも伝わってくるぐらい、沢山の人の喋り声が聞こえてくる


意を決して、俯きながら扉を開けると、、、


さっきまでの喧騒が嘘かのように、ぴたっと音が鳴り止む


恐る恐る顔を上げる


するとそこにはさっきまでステージでキラキラと輝いていたSEVENTEENの13人がいて、じっと私のことを見ていた


あまりの迫力に腰抜けしそうになったけど、なんとか踏ん張って


A「こ、こんにちは、Aです」


と精一杯の笑顔を作って挨拶する


その瞬間


『うぉぉぉぉぉぉ』っと皆の雄叫びのような声が部屋に鳴り響いた

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