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翌日の朝

Aの夜泣きは普通の赤子に比べては酷くない。と云うよりも無いと云っても過言では無いだろう

上機嫌そうにAは僕を起こした

顔を捕まれ乱暴に起こされたものの
娘に起こされるとはとポジティブに考えてしまうとそれが嬉しく感じる

昨日の夜よりもスムーズにミルク作りが終わり直ぐに飲ませられた



今朝太宰さんから1件のメールが届いた

「首領が”許可する前に1度御対面してみたい。”とおっしゃってた」


首領とAが対面・・・

大体は考えが着くだろう
首領の事だからきっとAが気に入るかも知れない

でも合わせていいのだろかという不安な気持ちも心の奥底で潜んでいた

そう考えているといつの間にか首領の部屋の前にいた
ゴクリと唾を飲み込みノックをし声を掛ける


「首領。芥川です」
「芥川君かい、入りたまえ」


そして右腕はAを抱き抱えていた為左手の力のみでフレンチドアを開く
部屋には首領とエリス嬢のみだった


「太宰君から聞いた通りだね」
「ハイ。名はAと云います」
「少し抱いてもいいかな?」


僕は首領にAを渡す
Aは首領ににっこりと微笑み笑う

勿論之に首領が効かない筈が無い
既に首領はAにデレデレ状態だった
首領の心に一撃必殺だった



「もう可愛い〜!エリスちゃんと同じ天使が存在したなんて!!」
「可愛い!ねぇアクタガワ、私にも抱かせて!」


僕はエリス嬢に了承の返事をすると首領がエリス嬢にAを渡しAを抱く
Aはエリス嬢の髪の毛に興味深々だった



「嗚呼、幼女が幼女を抱いているという夢の様なシチュエーション!可愛いよぉ〜!!」


首領は好かさず写真を撮りまくっていた
僕は首領の空間をぶち壊すかのように咳払いをする。首領はハッとなり本来の目的を思い出す


「役所の手続きは済ませておいたから安心してくれたまえ」
「ということはAは僕の娘になったのですか?」


首領はにっこりと微笑む


『ぱぁぱ〜!ぱぁぱ〜!』
「やったな、A」

こうしてAは僕の娘となった



おまけ


「此のドレス着させてもいい?」

「駄目です。」
『やーや!』

「そんな〜そこを何とか!!」
『やーや!!』

首領の着せ替え人形にされそうな予感がした

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ニコ(プロフ) - 中原マミーとやつがれパピーは草www (2022年1月16日 2時) (レス) @page6 id: 3cff96fe75 (このIDを非表示/違反報告)
ミカンチャン(プロフ) - 中也ままがツボwwwww夜中だから変なツボ入ったwwww (2021年12月22日 23時) (レス) @page6 id: bf3a83fab0 (このIDを非表示/違反報告)
- 白狐さん» それなですなぁ (2019年7月26日 22時) (レス) id: fe6437d156 (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年4月27日 23時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - すごく面白くて好きです!!更新止まってるのは残念ですが、頑張って下さい! (2019年1月3日 21時) (レス) id: fc07deccbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちろっと | 作成日時:2018年5月20日 12時

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