《w.r.w.r.d》胸を焦がすは君の熱【いろいろ短編集】 (ページ1)

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《z.m》真夜中の殺人鬼ページ1

『...はぁ、』
入院してから、一体何ヶ月、いや何年たっただろうか
余命だって宣告されている。
『嫌だなぁ...もっと生きたい。。。
いや、もう生きたくないな...はやく死にたい』
夜中だってのに、そればっかり考えていて寝れない
病院のベットのシーツを強く掴む

ｺﾝｺﾝ
『...？』
窓の外から誰かこちらを見ていた
フードを深くかぶっていて、よく顔が見えない
？｢こんばんは、お嬢さん｣
『ちょっと、誰...？ここ3階よ？』

？｢あ、俺は｣

Z｢ちっす！ゾムっていう奴や！｣
いつの間にか私のベットの横に立っていた男。
よく見ると、服が血まみれだった
『はぁ...。何者ですか』
Z｢何者かはどうでもええやろ？まぁ、強いて言うなら...殺人鬼や。｣
何を言っているんだこの人は。

『別に、もう正直生きる希望ないの』
Z｢なんでや？｣
『あなたには関係ない』
Z｢えぇ～｣
だんだんイライラしてくる。勝手に病室に入り込んできて、なんなんだ

『.........私ね、そんなに長くないの。』
『重い病気で...小さい頃から体が弱かったけど、母は一生懸命
私の面倒を見てくれた。でも、もう母はいないの。
どうせ私も助からないんだから、もう死んで母のところに行こうかなって思ってたのよ』

気づいたらペラペラと喋っていた。