大歓迎 ページ4
「ゆうたくん〜？あれ、いない。」
桃李くんと話していると、ひなたくんの声が聞こえてきた。
ドアの方を見るとひなたくんがキョロキョロと教室を見ている。
あ、目が合った。
「あっ！Aくん、やっほ〜！」
『や、やっほ〜！』
「にひひっ♪言い方が初々しい…可愛い！」
そう言って、ひなたくんがこちらに来て僕を抱きしめた。
すると、近くにいる桃李くんが頬を膨らませる。
「…ボクもいるんだけど。」
「あっ！姫くんもやっほ〜！」
「もぉ〜！絶対ボクのこと見えてなかったでしょ！！」
ぷんぷん怒る桃李くんに、ごめん、ごめんとひなたくんが謝る。
桃李くんには悪いが、2人の会話が可愛すぎる。
『……そういえば、ひなたくんはゆうたくんを探してるの？』
「そうそう！どこにいるか知ってたりする？」
『えっと、たしか……さっき先生に呼ばれて、職員室に行ったはずだよ。』
「職員室ね！りょ〜かい！ゆうたくん探しに行ってくるね〜☆」
そう言って僕から離れ、廊下の方へ歩いていく。
……そういえば、聞きたいことがあったのをすっかり忘れていた。
『ひなたくん、明日軽音部にお邪魔してもいいかな？』
「ん？もちろん！大歓迎〜！朔間先輩に会いに来るの？」
『う、うん！大神先輩と約束したから……。』
「えっ！Aくん、大神先輩に会ったの！？何もされてない？」
『されてないよ。大丈夫！優しかったし……。』
僕がそう言うと、ひなたくんが腕を組んで考え始めた。
「確かに、大神先輩は優しいところがあると思うけど………ふぅ〜ん。そっか、そっか。」
『どうしたの……？』
「にししっ☆なんでもな〜い！じゃあね、また明日！待ってるね！」
そう言って、ひなたくんは手を振って小走りで去っていった。
「何だったんだろうね〜？」
僕とひなたくんの話を近くで聞いていた桃李くんが首を傾げて言う。
『うん……気になるけど、まぁいっか……。』
考えることを放棄し、帰りの支度を始める。
今日は、桃李くんと一緒に門まで歩いて家に帰った。
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星空ブリキ(プロフ) - お話がとっても大好きです! マイペースで頑張ってください！ (1月11日 9時) (
レス) id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠緋燿(プロフ) - 主様のペースで頑張ってください！続きお待ちしております！ (1月1日 20時) (レス) id: e837482bcd (このIDを非表示/違反報告)
杠(プロフ) - 続きがとても気になります!無理のないように頑張ってください (6月12日 17時) (レス) id: 4a78ca8a06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もか＊ | 作成日時：2022年9月5日 18時
