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日常2 ランチタイム with 1-A ページ2

今、僕は1-Aに向かっています。なぜかと言うと……


1-Bでみんなといつも通りお昼を食べようと準備をしていた時、


「Aくん、今日は俺たち1-Aと一緒にお昼食べよう♪」


ひなたくんからのお誘いが来て、そのまま引っ張られて連行されているからです。


「みんな〜、Aくん借りてきたよ〜!」


元気よくひなたくんが1-Aのみんなに言う。すると、1-Aのクラスの人たちが騒ぎ始めた。


「えっ!?Aを連れてきたのか……!」


「1-Bの皆さんは大丈夫だったんですか……?」


友ちゃんと紫之ちゃんが驚いた顔でひなたくんに言う。僕がまるで1-Aには来れないって言っているように感じるのはなぜか……。


「ううん。批難殺到!特に司くんと桃李くんなんて大変だったけど、連れてきちゃった♪」


そう言って嬉しそうに話すひなたくんを見て、1-Bの教室から出ていく時のことを思い出す。


「ひなた!なんで、Aを連れて行くのっ!?」


「不本意ですが、桃李くんと同じ意見ですね。今日こそは、
Aの隣でLunchを食べれると楽しみにしていたのですよ。」


2人が口を合わせて不満を言ってくる。
いつも喧嘩をしてしまう2人が珍しく同じ意見で仲良くなれるかと思ったのだが……


「何言ってるわけ?Aの隣はいつも僕だもん。司なんかに隣はあげないからね!」


「は?たまたまジャンケンで連勝して隣に座れただけでしょう?嘘を言うのはやめていただけません?」


仲良くなれなかった……。思い出しただけでも怖い。


回想するのをやめ、意識を戻すと……
ひなたくんが友ちゃんと紫之ちゃんに1-Bの状況を説明していた。


説明が終わるまで教室の端で待っていようかと思い、後ろに下がる。するとトンッと誰かにぶつかった。


『あっ……すみません……!』


謝りながら、後ろを振り向けば嬉しそうな顔をした翠くんがこちらを見ていた。

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作者名:もか | 作成日時:2022年7月20日 21時

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