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転校生さんとは ページ40

朝、紫之ちゃんと友ちゃんに、ドリフェスのRa*bitsのステージが最高だったことを伝え、教室の前で別れた。

まだ、教室にいる人が少ない。
席に座り、僕はスマホの写真を眺めた。

昨日影片先輩が記念で撮ろうと言って、一緒に撮った写真である。これを見て耐性をつける特訓をするのだ。


『………………。』


「A」


『…………………。』


「A?」


『は、はいっ……!』


耳元で名前を呼ばれ、びっくりする。後ろを振り向くと司が立っていた。


「おはようございます。」


『び、びっくりした……司、おはよう。ごめん、集中しすぎてたみたい……』


そう言えば、大丈夫ですよ。と言って微笑む司。

今日も可愛い。


「そんなに真剣にスマホを見て何をしていたのですか?」


司が首を傾げながら聞いてきた。……先輩の写真を見て耐性をつける特訓をしていたなんて言える訳がない……。


『え、えっと……特訓かな?』


「Special training……ですか?」


『う、うん……!』


「……どんなSpecial trainingなのか気になりますが……、後で聞くことにしましょう。ところで、Aはプロデュース科の転校生さんが今日来たことを知っていますか?」


『転校生さん……??』


初めて聞いた……。


「私も今はあまり関わることは無さそうなので詳しくは知りませんが……2年生だそうです。」


『先輩なんだね。僕が所属しているヴァルキュリーも、あまり活動していないから関わることが無いかも……』


そう言うと司が驚いた顔をする。


「私が知らない間に所属ユニットが決まっていたのですね!」


『う、うん!つい最近だけど……』


「この前、ゆうたくんとAが話をしていた時、不安がっていたのが聞こましたから……それが聞けて安心しました。良かったですね。」


司が自分のことのように嬉しそうに笑う。

その優しさに涙が出そうになった。

色→←《日記》



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かの(プロフ) - 早く続きが見たいです (2022年9月16日 0時) (レス) id: dd2e4eaf70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もか* | 作成日時:2022年7月16日 18時

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