憧れ【Valkyrie】 (ページ17)

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発音ページ17

無事に授業が終わり、放課後になった。

「そういえば、Aくんってユニットとかもう決まった？」

ゆうたくんがバッグに物を詰めながら聞いてくる。

『まだなんだよね…。入りたいと思うユニットはあるけど、僕を入れてくれるかはわかんないし…。ゆうたくんは？』

「そっか…！まだ入学式終えて2日目だもんね。俺はね〜、アニキと2人で2winkでやっていこうと思ってて！」

ゆうたくんが細かく教えてくれる。
ユニット名もユニットの方向性も、はっきり決まっていた。

『へぇ、すごいね…！2人ともそこまで考えてて尊敬しちゃうなぁ。』

「褒められちゃうと俺、照れちゃうなー…！」

『えへへ、もっと褒めちゃおうかな〜…！』

2人でじゃれあっていると、

「2人とも何しているんですか？」

司が目の前に立って、腕を組んでいた。

「ユニットの話だよ。そういえば、司くんはどこのユニットに入ってるの？」

ゆうたくんがユニットを聞くと、司は答える。

「Knightsですよ。」

『ナイツ…』「Knightsか…」

……………。

なんか僕だけ発音悪くない…？恥ずかしさから顔を赤くしてると2人が撫でてきた。

「Aくん可愛い、可愛い。」

「Aはそのままでいいですからね。」

最近、みんなが子供扱いしてくる気がするんだけど…

僕は立派なみんなと同じ高校生です…！