幼馴染みが轟さんといつも一緒にいる件 (ページ4)

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3話：開く道ページ4

ひとつの噂が私の耳に入ってきた。
それは私と同じ雄英を受ける人の中に無個性の少年がいるのでは？ということだった。

どうもその少年はこの前人質を取られ身動きを取られずにいるヒーローがいる中、同級生を助けに出ていったというのだ。

私はすぐに先生に言いに行った。

しかし…

先生：「無個性の者が合格するとすればそれは間違えなく奇跡だ。そんなこと起こりえない」
A：「願書は雄英のヒーロー科で出させていただきます！」
先生の言いなりになんかなって溜まるか！！
やる。やってやる。合格する！今そう誓った!!

放課後は焦凍と家に帰る。

3年生は5月を境に受験集中するためにと部活を引退する。
そのため今まで帰る時間がバラバラだった私たちも一緒に帰れるようになったのだ。

A：「受験って推薦と一緒かなぁ？」
焦凍：「あぁ、一緒だぞ。一緒に行くやつがいるのって安心するな。…まて、A？お前雄英のヒーロー科受けるのいいって言われたのか？」
A：「ううん！『願書作成願い』って二学期の最後に書くって言ってたでしょ」
焦凍：「言ってたような言ってねぇような…。
まぁ、Aが言ってんだ。言ってたんだろうな。それで？」
A：「うん。そこに雄英高等学校ヒーロー科って書いて出すつもり！家族で決める最終判断を学校側が変えるのは出来ないって先輩が言ってたんだ。だからそうする」
焦凍：「そうか。じゃあ一緒に頑張ろうな！」
A：「うんっ！」
そろそろ、家の近い私たちも分かれ道になってしまう。分かれ道の所には公園があり、そこの公園のベンチで三分ほどキスを交わして今日はお互いの家に帰って行っ