ゴキブリ見つけ隊 ページ20
『あああああああああああああああ』
しばらく自分の部屋から出て、私は泣きながら発狂していた。
そりゃあそうさ!
せっかくキレイにした自分の部屋に汚いゴキブリが逃走中だからな!
『なんでテメー!あんなのを素手で取ってやがる!まさか…ゴキブリを知らないのか?!』
妹「え〜!?あれ…ご、ゴキブリだったんだねー!私てっきりコオロギかと…」
『バカ―――――ッ!あんなのをアジト内に持ってくるな!』
プ「おいおいおいどうしたんだよ〜!」
不思議そうな顔をしてプロシュートが私に尋ねる。
『このアマ私の部屋にゴキブリを…!』
プ「はぁ…そんなんで叫んでたのかよコイツ。」
『う、うるせぇな!…………………………』
もうダメだ。
怖くて立てなくなった。
するとプロシュートが部屋のドアを開けた。
『アホッ!なーんで!ドア開けちまうんだよ〜!!ゴキブリ逃げちまうじゃあねぇかぁッ!!』
プ「オレはな、この狭ーい部屋からゴキブリを解放させたんだよ。で、それから取るんだ。」
『…………………』
なるほどね、と、言う前にゴキブリが飛んで出てきた!
『がああああああああああああああ』
妹「ちょ、お姉ちゃん五月蠅い!」
プ「よし…これでリオレイアも無事に部屋の整理ができるモンだろ?」
『あ…ありがとう…だぜ…』
意外にあっけなく終わり、私は部屋に入った。
するとプロシュートが私のマンガを手に取り、読み始めた。
プ「オメェ…」
『え、何?』
プ「テラフォーマーズ見てんのに…虫とかキライなんだな…敵がゴキブリ人間なのによォ…」
『二次元だったら大丈夫なんだよ。私は………』
プ「そういうもんなんだなー…っつーかリオレイアの部屋…マンガとフィギアとテレビとゲームしかねぇ気がするんだが。」
『あー…それは私がやるからいいんだぜ。』
で、思い出したコトがある。
あのゴキブリ…
…………………………
どこ行った?
恐怖と絶望の底に落ちた私は震えながらプロシュートに聞く。
『な………なぁ、そのー…ゴキブリはどうなったんだ?』
プ「あーいけね!ほったらかしてた。」
『いーまーすーぐー取ってこい―――――ッ!』
私はそう怒鳴り、自分もすぐに辺りを見渡す。
が、どこにもいない。
『クソー!こうなったらゴキブリ見つけ隊だ!』
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美蝶幻影 - ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします! (2019年1月24日 17時) (レス) id: f83d26a437 (このIDを非表示/違反報告)
レオ - 更新頑張って下さいね!めちゃくちゃ面白いです! (2019年1月23日 22時) (レス) id: 142bd89f3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:1時間クッキング | 作成日時:2019年1月20日 19時