私の傘は。

二十四 ページ26

私は結局、
私の中にいる化け物に負けてしまって。



人を傷つけてしまった。



抗っても体は言うことを聞かない。





…だから、団長さんが来てくれて良かった。

誰かを殺すのを、止めてくれて良かった。





団長さんは強いから、きっと私を倒してくれる。


……そして殺してくれる。





お父さんを殺し、そして二人殺しかけた。



そんな私には、血がお似合いだ。


・
・



思った通り団長さんは私を倒した。


…思った通り、殺そうとする。





これでいい。


これでいいんだ。きっと。









………でも、
やっぱり死にたくなくて。



だって、

お父さんを殺したのも仕方ないじゃん。
殺されかけたんだもん。


お客さんだって、
元はと言えばお客さんが悪いんじゃん。


さっきの男の人だって、
私の事捕まえようとするんだもん。



全部、私が悪い？




……いや、私が悪いか。







………私が悪いけど、でも、




そんな私でも、


今流れてる涙を、ぬぐってくれる人くらい、




いたって。





そして団長さんの手は振りかざされた。


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なんか、内容ごちゃってしてますね

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