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覚醒したのはこの怪物も同じ。
4対3
「ねぇ玲王 サッカーって楽しいんだね。」
(覚醒した。指示を待つだけの天才が、自ら動く怪物へと。)
あと15分……これからチームZはどう対処するんだろうか
蜂楽がパスをし千切さんがボールを持っていく。誰もいないボールだけが転がっているゾーン、そこを凪が狙ったが潔が守り、千切さんがシュートを打つが惜しくも弾かれた。しかしそのこぼれ球をどこからでもシュートー狙う野生人、我牙丸が拾った。しかしそのシュートも御影のブロックに弾かれた。しかし弾かれたボールが手に渡ったのは國神だった。そのエリアは國神のシュートゾーン。そこでゴールが決まった。
4体4 これで同点。もう時間は残されていない。
結果はどうなるのか。
剣にボールが回るも、覚醒したての天才凪にロングカウンターが向かった。潔がボールの落下地点に回り込もうとした瞬間、凪はボールを背中で受け取った。
その瞬間で凪と潔には距離ができてしまった。凪は着々とゴールに近づく。もう誰も追いつけない。負ける……そう誰もが確信した瞬間、ある人物が凪を押さえ込んだ。
(!?……久遠渉、どうして…)
反則行為によって久遠は退場となってしまった。
「久遠……お前なんで…」
「あークソ これでまだ戦えるだろ、お前ら」
(これで久遠は得点王ではなくなってしまった。この試合でチームZが負けたら久遠渉も一緒に敗退……)
(きっと彼には誰にも譲れないエゴがあったんだろうな)
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ニャオハ立つな! - オリフラたってますよー (2022年12月25日 3時) (レス) id: 6b5b2130a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米だ | 作成日時:2022年12月19日 6時