迎えにおいで、テヒョナ (ページ10)

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それから毎日彼から送られて来る日記のようなカトクが段々と楽しみになって言った

テヒョン今日は取材が3件あって、収録もあって、
テヒョンホビヒョンにAに迷惑かけんなって言われたよ
テヒョン迷惑じゃないよね～

Aさあ、どうですかねどうですかね

テヒョンえ
テヒョン迷惑だった?

軽い気持ちで叩いた憎まれ口をどうやら本気にした彼からひっきりなしに連絡が来る

テヒョンほんと?俺のカトクやだ?
テヒョン迷惑だった?

A冗談です、迷惑じゃないです

テヒョンじゃあさ

♫～

一瞬真っ暗になった液晶が、次は電話のベルを鳴らす

「・・はい、」

「カトクで打つのめんどくさくなっちゃったから電話した」

「はあ、」

「なに？！やっぱ迷惑だった？！」

「違いますよ、で、なんですか？」

「迷惑じゃないなら、今度、デートして」

デートの誘いなんてもう何年も受けていなかった私は一瞬なにを言われたかわからなかった

「えっと、え？」

「今度デートしましょうって誘ってんの」

「なんで。私？私に言ってます？」

「なんでAに電話して違うやつデートに誘わなきゃいけないの笑」

「えっと、ごめんなさい、」

「え、振られた？今すごいあっさり振られた？」

「デートとか慣れてないから、あんまりわかんなくて、・・・仕事もあるし」

「俺も仕事あるよ、夜ちょっとご飯行くのもダメ？」

「・・・いやー、ホソクに聞いてみないと、」

「なんでヒョンが出てくんの？」

彼のムッとした顔が、声から想像できた

「なんでだろう、でもホソクに、」

「Aはヒョンに聞かなきゃなにもできないの？」

その彼の発言に、カチンとくる

「別にできますけど、

テヒョンさんとはデートに行きません。はい、自分で決めました」

「可愛くない笑まあいっか笑

次の月曜の夜、空けといて。迎えに行く」

「えっ、ちょっと、」

そのままプツリと切れた携帯を見つめながら、まだ落ち着かない頭を必死に冷まそうとした

「・・・迎えに行くって、どこに」