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「ごめんね結局家まで送ってもらっちゃって」
「いいよ別に」
ご飯を軽く食べた後、ドラッグストアに寄りたいといった私に渋い顔をしながらついて来たジョングクくんは結局家の前まで送ってくれた。
せっかく教えてもらった化粧の仕方を、忘れないうちにやっておきたかった。
あんなに渋い顔をしてたのに、どっちがいいと思う？なんて聞けば、私よりも悩んで選んでくれる。
本当に優しい人。周りの人間にも恵まれて、スクスクと育ったんだなあなんて思ったら、少しだけ笑えてしまった。
「今日はありがとうございましたってジミンさんに伝えておいて」
「わかった」
「あと途中でいなくなってごめんなさいって、」
「うん」
何か言いたそうに、ぶっきらぼうに、一言しか帰ってこない返事に違和感を覚える。
「どうかした？」
「なんで？」
「なんかちょっと上の空って感じだったから」
「・・・あー、えっと」
「うん」
「明日の予定は？」
「明日？なんで？何もないけど」
日曜日は休む日、そんな自分で決めたルールは今でも守っている。
「じゃあ、今日泊まっていい？」
「え」
「いやダメならいいんだけど、別に」
そういってジョングクくんはキョロキョロと周りを見ながら、片手を腰に当てた。
「あ、えっと、ジョングクくんは明日何もないの？」
前泊まった時は、深夜3時を回って、しかも色々と事件があったあとだったから半端不可抗力だったけど、
今日は違う。
夜遅いといってもまだ10時。家に帰れないなんてことはない。
泊めてしまってもいいものなんだろうか。
若い男女が同じ部屋で一晩、
おじさんみたいな考えが頭に浮かぶ。
「久しぶりに連休もらったから、今日と明日で」
「そっか、うん、そうか」
「ダメなら、いいから」
ずるい、そんな顔でそんなこと言われたら断れるわけがない。
「い、いよ」
気づくと口から出ていた返事はジョングクくんの顔をパッと明るくさせた。
そのあとすぐいつものようにムスッとした顔に戻り、俺みたい映画あるからなんてぶっきらぼうに言った。
「DVD借りてくる？」
「うん」
「じゃあ行こ」
こうなったら、私も女だ。覚悟を固めよう。
良いと言ってしまったものはしょうがない、できるだけ何も考えないようにしよう
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●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» なんでいつもそんなに嬉しいこと言ってくれるんですか！笑 本当にありがとうございます！ (2018年2月18日 0時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ●さん» じっくり読み返してつくづく思ったのですが、このお話、本当に名作だと私は思っています^^私、twitterでも占ツクでもかなりの数のお話を読んでますが、本当に素晴らしい作品だと思っていますのでこれからもじっくり読ませていただきますね^^ (2018年2月16日 16時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» いつも本当にありがとうございます！少し物語をサラサラ〜と進めすぎた感じが否めませんが、ここからどうにか頑張ります 笑！ (2018年2月16日 14時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 1から読み返して来ました^^テテ、どうなるのかな？更新とても楽しみに待っております^^ (2018年2月16日 12時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 胸がぎゅっと苦しいのがずっと続いてます( ；∀；)はぁ...どうなるのかな…更新楽しみに待っております！！ (2017年12月10日 6時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：● | 作成日時：2017年12月3日 20時
