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それから、さらに一ヶ月が経って、季節は夏に変わった。




連日の猛暑のせいでダラけた私に釘をさすように、ジミンさんが連れて来てくれたのは小さめのこじんまりとした美容院だった。





「お店可愛いですね」




「でしょ、腕もいいんだよ」




「楽しみです」




「ジョングガ仕事だから、ちょっと遅れるって」




「はい、ジミンさんもお疲れのところ本当にありがとうございます」





「約束したからね、それに女の子は綺麗じゃなきゃ」




そういって私の枝毛だらけの髪の毛に指を通して、もったいないと一言つぶやいた。




「やばいですよね笑 暑くて、外出たくなくって笑」




「だめだよー、長さどうする?お任せでいい?」




「はい、好きなようにやっちゃってください」




「うん、きっと可愛くしてくれるから」




私とジミンさん、それと美容師さんの3人だけ、




少し離れた大通りから、若者たちの楽しそうな声が聞こえる。




お願いしますと一言伝えると、美容師さんはお任せされますと微笑んだ。




15分ほど時間が経った時、ジミンさんの様子を確認しようと鏡ごしに探す。




ソファに座った後ろ姿しか見えないが、首がカクカクと揺れているのを観てやっぱり疲れていたんだと思った。





「ジミンさん、お疲れですね」




「忙しそうだもんね〜、Aちゃんだよね?ジミナとは友達?それとも」




「友達っていうのはおこがましいんですけど、うーんお兄さん?」




「仲良いんだね、ジミナが人連れて来たことなんてなかったからびっくりしたよ」




「私の髪があまりにかわいそうだったから笑」




「うん、かわいそう笑 枝毛の部分全部切ってもいい?」




「はい、特にこだわりもないので」




綺麗な手さばきで切られていく髪の毛も私の頭で野放しになっているよりはきっと幸せだろう。




のんびりと流れるこの空間の居心地が良くて、私の頭も眠気で揺れ始める。




「寝ていいよ、あんまりカクカクしないなら」




「いえ大丈夫ですよ、ちょっと居心地よくって」




「嬉しいこと言ってくれるじゃーん、お兄さん頑張っちゃお」




そんなことを言ったのに、自然と落ちてくるまぶたの重さには勝てず気づいたら寝てしまっていた。





「・・・Aちゃん、Aちゃん」





ジミンさんの声で目が覚めた。




「あああ、ごめんなさい、寝ないって言ったのに」




「はは、大丈夫だよ、

で、はい。完成したって」

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(プロフ) - alexandrite_bbcさん» なんでいつもそんなに嬉しいこと言ってくれるんですか!笑 本当にありがとうございます! (2018年2月18日 0時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - ●さん» じっくり読み返してつくづく思ったのですが、このお話、本当に名作だと私は思っています^^私、twitterでも占ツクでもかなりの数のお話を読んでますが、本当に素晴らしい作品だと思っていますのでこれからもじっくり読ませていただきますね^^ (2018年2月16日 16時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - alexandrite_bbcさん» いつも本当にありがとうございます!少し物語をサラサラ〜と進めすぎた感じが否めませんが、ここからどうにか頑張ります 笑! (2018年2月16日 14時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 1から読み返して来ました^^テテ、どうなるのかな?更新とても楽しみに待っております^^ (2018年2月16日 12時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 胸がぎゅっと苦しいのがずっと続いてます( ;∀;)はぁ...どうなるのかな…更新楽しみに待っております!! (2017年12月10日 6時) (レス) id: 1a1f2fe310 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年12月3日 20時

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