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顔を見ているとなぜだが無性に腹が立った
あっけらかんと何事もなかったかのように笑う彼女に
悲しむ姿も、
俺らに囲まれた優越感だってなにも感じなかった
それが余計に腹が立つ
何を考えているのかわからないことに苛立ちを覚えながら、彼女のは入ってきた病室を出た
マネージャーすまん、今日の仕事19時からになった
マネージャーヒョンからのカトクを見ながら行くあてもなく歩いた
しばらくベンチに座って時間を潰した後、彼女が帰った頃を見計らって病室に戻ろうとした
病室の前、廊下を歩いていると凄い勢いで走って行く後ろ姿が見えた
何やってんの、
「ヒョン、あいつは」
病室の扉にまだ手をかけながらヒョンに尋ねた
「ヒョン、」
窓の方を静かに見つめながら、あまりに優しい顔で微笑んでいるように見えた
「ヒョン」
少し強めに話しかけると、目をパチクリさせながらこちらを見た
「帰ったと思ってたけど、」
「仕事、夜からになったから売店いたんですよ」
「そっか。ありがとう、いつもきてくれて」
「別に」
あいつだって来てるじゃん、と聞こえない声で言ったつもりが聞こえていたようで
「そう、皆勤賞なんだよ。凄いよなあ、彼氏の友達のお見舞い毎日くるって」
「変ですけどね、」
「まあね 笑 でも嫌な気しないのが凄いとこだよねー」
なんでだろと言うヒョンの顔がさっきの優しい顔に変わっていた
「帰ったんですか？さっき走って行くの見たけど」
「うん、財布無くしちゃったみたい。大丈夫かな」
「へえ」
「ジョングクはあの子のこと嫌い？」
「別に、子供じゃないし。でもまあ好きではないですね」
「それ嫌いっていうの 笑
でもジョングクがそんなムキになって嫌うって珍しいね」
「嫌いじゃないですって」
「Aちゃんのとこ行ってあげて。財布見たからなかったら大変だから」
「なんで俺が」
「いいから。あー、痛い、足がすごく痛い、ジョングクがいかないと治らないかもしれない」
「治れ」
「もういいから、行ってあげてよ、お願い 笑」
「はいはい、」
ヒョンに無理やり仕向けられたような気がしたけれど、重い腰を上げてもう一度病室を出た。
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●(プロフ) - alexandrite_bbcさん» 主人公を不幸にしたがる癖が発揮されちゃってますね 笑 読んでくださって本当にありがとうございます！！ (2018年2月16日 14時) (
レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
alexandrite_bbc(プロフ) - 胸が苦しいです...ああ、ほんとつらい；；；；更新楽しみに待っております^^ (2018年2月16日 10時) (レス) id: 35241c8ff2 (このIDを非表示/違反報告)
●(プロフ) - ひなさん» 返事遅くなってごめんなさい！そんなこと言ってくれるんですか？笑 最高に嬉しいすぎます。ありがとうございます！！ (2018年1月25日 19時) (レス) id: a074edcd70 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 前回のやつも見ました〜！ 最高で涙とまりませんw更新まってます^^ (2018年1月2日 19時) (レス) id: 6372a6615d (このIDを非表示/違反報告)
A。 - はい!ずっと読みますよ!!!w (2017年12月30日 7時) (レス) id: 55b9aadcae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：● | 作成日時：2017年11月25日 0時
